【授業の目的】
社会で生きていくために必要なライフスキルには多種多様なものがあるが,このうち大学生活及び社会生活にうまく適応していくために求められる方法論や分析手法,発想法などの代表的なスキルの習得を目的とする。
【授業の到達目標】
ライフスキルの概要を理解し,一つ以上のスキルを学生生活に応用できる。
【授業概要(キーワード)】
スキル,社会適応,方法論,分析手法,発想法
【科目の位置付け】
この授業は,社会に参画し運営していく良識ある市民としての力を育むための科目である。
【授業計画】
・授業の方法
毎回の授業の基本構成を次の通りとする。前回の振り返り(15分),講義(30分),演習(30分),振り返りシート記入(15分)。演習は個人作業及び4~6名程度のグループ形式で実施する。
・日程
1.オリエンテーション 2.受講のための準備 3.持ち味探し 4.概念化能力とストレスマネジメント 5.ブレインストーミング 6.プレゼンテーション準備 7.プレゼンテーション 8.前半の振り返り 9.ソーシャルスタイル 10.リーダーシップ 11.アサーション・リスニング 12.特性要因図 13.計画作成方法 14.リスク分析 15.全体の振り返り 注)授業の進行状況に応じて順番や内容が変更されることがある。
【学習の方法】
・受講のあり方
この授業はグループワーク・プレゼンテーションなど学生が主体的に参加する学習活動を含む。活動内容は授業により異なる。
・授業時間外学習へのアドバイス
グループ活動では授業時間以外に集まるなどして取り組む場合がある。その際,グループメンバー間の連帯行動が求められる。
【成績の評価】
・基準
学生生活で遭遇する課題を取り上げ,授業で取り上げるライフスキルを一つ以上用いて予防や解決に応用することを合格の基準とする。
・方法
毎回授業後に提出する「振り返りシート」とレポートで評価する。振り返りシートは1回あたり2点とする。ただし,共有コメントとした場合のみ特別に8点とする。共有コメントとは,深い考察や独創性のある話題などのことで,後の授業で紹介し,全員で共有して学びを深めるものである。 レポート提出は中間(20点)と最終(40点)とする。授業で紹介したライフスキルが演習等で応用できたかどうかをレポート記述から判断する。12回の振り返りシートの合計点と2回のレポート得点の合計を求め評価点とする。ただし,合計点が100点を超えた場合は最終評価を100点とする。
【テキスト・参考書】
特に使用しない。
【その他】
・学生へのメッセージ
大学における学びや課外活動,アルバイトやボランティア活動といった様々な場面で応用できるスキル,社会に出てから仕事をしていく際に有用なスキルを紹介する。授業で学んだスキルを実生活で試すことをお勧めする。 授業で扱うスキルの中には社会に出てから習得することが難しいものもあるので,在学中に身に付けてほしい。
・オフィス・アワー
多くの場合,昼休み時間は研究室(理学部3号館A402号室)にいる。
|