グローバル企業から見た現地採用者との共生(共生を考える)
 Management of the Local Employees in Global Company (Living with Diversity)
 担当教員:日高 貴志夫(HIDAKA Kishio)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
日本のモノづくり事業分野は低コスト化のあおりを受けて、海外への進出を余儀なくされている。日本から派遣される社員はマネジメントおよび品質管理に特化する傾向があり、現地採用者とのコミュニケーション能力が強く要求されている。そこで、実際に発生する課題をシミュレートし、その課題について分析する。発表形式については、テレビ会議で用いられる資料フォーマットに則った説明資料の作成方法についても学ぶ。

【授業の到達目標】
授業中に出される課題から、海外と国内の商習慣の違いを比較できる。また、グループ討議を通じてコミュニケートできる。テレビ会議報告用フォーマットに書き込むことで提出資料の記述を行うことができる。

【授業概要(キーワード)】
学生主体型授業、グローバルコミュニケーション、マネジメントスキル

【科目の位置付け】
この授業は、ビジネスシーンでの異文化や商習慣について様々な視点から理論的に考察することで、健全な批判精神とマネジメント能力を習得するものである。

【授業計画】
・授業の方法
教員からの一方通行の授業ではなく、学生の発表・質疑応答によって授業を進めて行きます。
・日程
第1回目  ガイダンスとチーム編成、アクションシート作成方法の説明
第2回目  第1回課題提出
第3回目  グループ活動
第4回目  中間報告会
第5回目  グループ活動
第6回目  グループ活動
第7回目  最終報告会
第8回目  評価・振り返り
第9回目  第2回課題提出
第10回目 グループ活動
第10回目 中間報告会
第11回目 グループ活動
第12回目 グループ活動
第13回目 最終報告会
第14回目 評価・振り返り
第15回目 全体の振り返り・アクションシート最終作成 

【学習の方法】
・受講のあり方
この授業はグループワーク・プレゼンテーションなど学生が主体的に参加する学習活動を含みます。
活動内容は授業により異なります。
1)パワーポイントで示される講義内容をノートに筆記して内容の理解に努める。
2)ビジネス倫理の学習が必須なので、規範に則ったグループ討議を行う。
3)テレビ会議システム用発表フォーマットに従った資料作成および発表を行う。
4)アクションシートの作成により、各課題の進捗状況を振り返る。
・授業時間外学習へのアドバイス
1)授業で習った内容に関する事項を図書館およびネットで自分なりに調べる。
2)グループワーク、プレゼンテーションの進め方等についてアクションシートにまとめておく。

【成績の評価】
・基準
与えられた課題にかかわる諸問題に対する基本的な概念および用語を正しく理解していることを合格の基準とします。
・方法
提出物30点✕2+アクションシート30点+平常点10点

【テキスト・参考書】
課題提示ごとにテキストおよび参考書を提示します。

【その他】
・学生へのメッセージ
自学自習およびグループ討議によって課題の内容を深く理解する姿勢が大切です。いままでのグローバル進出した日系企業にたいするイメージが大きく変わるほどのインパクトを体験できれば、よく勉強したと言えるでしょう。
・オフィス・アワー
日時:火曜日の12:00~13:00
場所:地域教育文化学部1号館234号室

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