森林学への招待(共生を考える)
 Introduction to Forest Science (Living with Diversity)
 担当教員:芦谷 竜矢(ASHITANI Tatsuya)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科森林科学コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 森林をめぐる自然、資源、社会について学ぶ。
 地球環境を守るためには低炭素社会を目指した取り組みを進めていく必要があると多くの人が認識するようになってきた。森林は再生可能な資源であり、地域の資源循環利用において大きな役割を担うことになる。この森林について、自然科学から社会科学にわたる幅広い視点から理解を深める。

【授業の到達目標】
 森林や自然が多様であること、地域のひとと自然との関わり方も多様であり、そして人々の考え方も多様であることを講義を通じて認識するとともに、実際の森林での実習を通じて、森林の保全のあり方と資源利用についての基礎知識を身につける。

【授業概要(キーワード)】
 森林生態系、木質資源、林業、林産業、木材、キノコ

【科目の位置付け】
基盤共通教育(人間を考える・共生を考える)

【授業計画】
・授業の方法
この授業はグループワーク・プレゼンテーションなど学生が主体的に参加する学習活動を含み活動内容は授業により異なる。本講義では講義と実習を行う。教室での講義は対面またはリモート講義システムを利用して行い、演習林では野外の実習を行う。尚、演習林の実習を行うため受講人数は20名以内とし、希望者が20名を超えた場合は抽選とする。
・日程
第1回 ガイダンス(授業説明)

集中講義1日目:小白川キャンパスでの講義(リモートまたは対面)
        1)森林学概論,2)森林と人間社会との関係     
集中講義2日目:小白川キャンパスでの講義(リモートまたは対面)
        3)森林の生態系,4)森林資源利用
集中講義3日目:鶴岡キャンパス集合,演習林宿泊実習
        演習林見学,野生キノコ調査,
集中講義4日目:演習林実習後,鶴岡キャンパスで解散
        立木観察,伐採見学
ガイダンス時に詳細な日程を発表する。
なお、日程は変更することもあるので掲示等に注意すること。

【学習の方法】
・受講のあり方
 疑問や興味を持ったことは、自分で調べて知識を深める努力をする。
 演習林実習は野外での作業となるため,ふさわしい装備をすること。
 ガイダンス時に注意するのでよく聞いておくこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
 自然科学や社会科学の広い分野の本を読み、幅広い知識を得るための継続的な努力を期待する。疑問や興味を持ち、その場でも質問すること。

【成績の評価】
・基準
 各教員が学習態度とレポートにより100点満点で評価する。
・方法
 全教員の評価点を平均し総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
 とくには指定しない。
 各教員が講義の中で紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
森林学は社会科学から自然科学まで幅広い学問分野を基礎にした応用科学である。森林保全と森林資源利用の両立が、自然環境を守り永続的な循環型社会を構築することにつながることを理解してほしい。
・オフィス・アワー
随時
メールアドレス:ashitani@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp

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