【授業の目的】
フィールドでの体験学習を通して、農業、特に山形県の米作りと在来作物について考える。 1. 稲作についての講義と水田での体験学習を通して水稲の形態的特徴、生育過程、栽培管理技術、水田生態系を理解する。 2. 山形特産の農産物(主に在来野菜)の収穫や畜産物の加工体験を通して農畜産物の生産過程や管理技術を学び、農業に関する理解を深める。
【授業の到達目標】
農業、特に山形県庄内地方の稲作および在来作物について知識や体験を基に考え、議論できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
農業、稲作、在来作物、フィールド、体験学習
【科目の位置付け】
この演習は農作業等の体験実習を経験することにより、山形県の米作りと在来作物について基礎的な技術と知識を習得するものである。
【授業計画】
・授業の方法
ガイダンス(7月)と2泊3日の野外セミナー(夏季休業期間中)を実施する。野外セミナーは山形県金峰少年自然の家に宿泊し、農学部附属やまがたフィールド科学センター(高坂農場)で実習を行う。
・日程
1. ガイダンス(7月) 2. 野外セミナー(夏季休業期間中) (1)水稲の形態的特徴、生育過程、栽培管理技術を学ぶ (2)水田において生態系調査、収量調査、稲刈り体験を行う (3)在来作物の収穫および加工を行う。 (4)畜産物の加工を体験する。
【学習の方法】
・受講のあり方
他の受講者と協力しつつ積極的に参加し、興味を持ったことや疑問点は随時発言してもらいたい。
・授業時間外学習へのアドバイス
各自が受講する目的や目標を明確にしてから参加してもらいたい。 野外セミナーでは質問の時間を確保し、振り返りレポートの提出を求めるので、これらを活用して学びを深めてもらいたい。
【成績の評価】
・基準
出席状況:ガイダンスと野外セミナーの全日程に参加すること 受講態度:野外セミナーの実習及び共同生活における積極性と協調性 振り返りレポート:実習に対する理解度
・方法
出席状況 40点、受講態度 40点、振り返りレポート 20点
【その他】
・学生へのメッセージ
普段の大学生活では接することの少ない他学部・他学年の学生と協力し合いながら学びを深めてもらいたい。 1. ガイダンスと野外セミナーの全日程に参加できる学生を募集する 2. 受講生は20名を限度とする 3. 野外セミナーでは全員が山形県金峰少年自然の家に宿泊する 4. 野外セミナーに必要な宿泊費、食費、農学部までの交通費は自己負担とする 5. 詳細および日程は掲示板等で連絡する
・オフィス・アワー
連絡先:kikeda@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp
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