【授業の目的】
英語(C)(R)どちらとしても履修できるよう,日本人が総合的に弱いとされる項目 コモンエラーズ(Common Errors)を軸に展開して総合的に英語力を養成することを目的とします。 日本人学習者が英語をしっかり読み・書き・聴き・話すために,英文法が不可欠であることは議論の余地がありません。しかし,英文法をやるとなると,半期では(通年でも)網羅的に全ての項目をこなすことは時間的に無理です。また,「砂をかむような英文法」などといわれてきたように,無味乾燥な授業になることも予測されます。本授業では,このことを避けるために,コモンエラーズ(日本人学習者が頻繁に起こす誤り)から項目を展開し,今までうまく習得できなかった部分の強化をはかることを目的とします。
【授業の到達目標】
この授業を履修した学生は, (1)日本人が総合的に弱いとされる項目(コモンエラーズ)について意識できるようになる。 (2)コモンエラーズを意識することによって,効果的に当該部分についての知識を習得することができるようになる。
【授業概要(キーワード)】
日本人学習者が頻繁に起こす誤り(コモンエラーズ)
【科目の位置付け】
大学での学修や研究および社会生活において必要とされる英語の,実践的な基礎力を養成する。
【授業計画】
・授業の方法
(1)教科書を中心に1対多の演習形式の授業となります。当てられたときに慌てないように予習が必要です。 (2)2回の大きな試験(中間試験と期末試験)があります。 (3)教科書の単元が終わるごとに小テストを行います。
・日程
第1回 オリエンテーションを中心に 第2回 UNIT 1 実はこんなに簡単な冠詞 第3回 UNIT 2 形がないから不可算名詞 第4回 UNIT 3 程度の大小を表す比較の表現 第5回 UNIT 4 使用頻度が高い前置詞 第6回 UNIT 5 現在思考の動名詞 第7回 UNIT 6 未来志向の to 不定詞 第8回 Review Unit 1 第9回 中間試験,解説 第10回 UNIT 7 間違えやすい分詞形容詞 第11回 UNIT 8 混同しやすい名詞 第12回 UNIT 9 単複や倒置にもかかわる接続表現 第13回 UNIT 10 少し整理が必要な動詞 第14回 Review Unit 2 第15回 期末試験,解説 ただし,授業の進み具合で進度は変化します。また,小テストは単元1つか2つ終了時に行います。したがって,半期を通して5回から10回の範囲になります。
【学習の方法】
・受講のあり方
授業に遅刻・欠席しないことが一番です。
・授業時間外学習へのアドバイス
(1)予習に関しては,教科書の分からない語句を調べておく等,常識的な内容です。 (2)復習は重要です。それは,できるだけ早く(記憶が冷めやらぬうちに)復習をすることです。これは,単元が終わるごとの小テスト,中間・期末試験に備えてということになります。
【成績の評価】
・基準
2/3以上の出席者に対し試験で評価します。合格には試験で60%以上の成績が必要です。
・方法
評価は小テスト50%,中間・期末試験50%(中間試験30%,期末試験20%)とします。
【テキスト・参考書】
テキスト 著者:倉田 誠 他 英文タイトル:New Strategies for Stronger English Skills 和文タイトル:「誤」法から伸ばす英語力 出版社:金星堂
【その他】
・学生へのメッセージ
第1回目の授業(10月2日月曜日1・2校時)に行われるオリエンテーションを中心にした授業で,小テストや中間試験の成績をクラス内で発表するための番号の申請手続きを行います。必ず出席してください。
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