雪国で考える(山形から考える)
 Thinking in Snow Region (Thinking Outside Yamagata)
 担当教員:東山 禎夫(HIGASHIYAMA Yoshio)
 担当教員の所属:山形大学
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
雪国は人口減少のひずみと高齢化が進むだけでなく、雪国特有の問題を抱えています。一方では、雪の人口減少先進地の山形県が現在抱える課題解決に向けて、若者の視点から産業のありかた、人の生き方を考えながら、豪雪地帯である飯豊町を事例にとり、地域の活性化、地域創生の方法について探ります。

【授業の到達目標】
少子高齢化の問題がわかる
雪国の生活が実感できる
雪の性質がわかり、雪処理の原理がわかる
課題解決法が身につく
ボランティアの意義がわかる

【授業概要(キーワード)】
雪国の生活、少子高齢化、地方創生、課題解決、アイデアの創出、雪処理、除雪ボランティア

【科目の位置付け】
雪国を活性化するアイデアを出し、グループで議論を重ねながら、「地方創生」を担う人材の基礎となる考える力とコミュニケーション能力を身につける

【授業計画】
・授業の方法
雪国特有の問題、雪の科学、雪処理に関する講義の後、山形県飯豊町を訪れ、雪国の生活を体験するとともに、日常の課題を聞きとり調査して、課題解決に向けたグループ討論を行う。降雪期には、除雪ボランティアとして、高齢者宅の除雪を手伝う。
・日程
第1回 山形に住むこと
第2回 雪国の問題を考える 人口減少・高齢化・交通・・
第3回 雪の科学
第4回 利雪・克雪・親雪
第5回 雪処理の課題
第6回 飯豊町探訪の計画 グループごとで移動

第7-9回 飯豊町探訪 冬支度を手伝おう 

第10回 飯豊町の課題発見

第11回 アイデアを提案する資料作成

第12-14回 除雪ボランティア

第15回 レポート作成


【学習の方法】
・受講のあり方
雪国の課題を理解するための教室での講義の後、バスで現地を訪問して調査や民家の訪問によるインタビューなどアウトドアでの活動を行います。
・授業時間外学習へのアドバイス
新聞や本を読む習慣をつける。新聞、雑誌、インターネットなどで社会の動きを知る。

【成績の評価】
・基準
少子高齢化の問題や雪国の生活における課題が認識できる
雪処理の原理を理解している
グループ討論を通して、課題解決法が身についている
ボランティアの意義がわかる
・方法
小テスト30点、屋外での積極的な活動30点、レポート40点、合計60点以上を合格とします。

【その他】
・学生へのメッセージ
考える力はすぐにはつきません。考えるときは言葉を使いますので、色々な本を読んで、言葉を獲得していく必要があります。仲間とのグループディスカッションでも、相手が理解できる言葉を積み上げていく機会を積極的に利用して下さい。
・オフィス・アワー
水曜日 16:00-17:30
higashi@yz.yamagata-u.ac.jp

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