総合英語(英語1)
 General English(English1)
 担当教員:中西 達也(NAKANISHI Tatsuya)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
「総合英語」の共通の目的は「英文読解力を中心に,英語運用能力を総合的に養成する授業である。」と定められています。この授業では,基本動詞の句動詞(多語動詞)を学習し,基本的な句動詞(多語動詞)になれることを目的とします。実は,われわれ日本人は,一語の動詞の意味は分かる場合でも,英米人にとっては易しい基本的な句動詞(多語動詞)の表現はとても苦手です。これらは普通に頻出しますので,英文を解釈するために避けて通れない部分です。
 句動詞(多語動詞)とは簡単にいいますと,動詞に down,off,out,up のような副詞や at,for,with のような前置詞が結びついて,一つの動詞のような働きをするものをいいます。

【授業の到達目標】
 総合英語Iにおける共通の到達目標は「日常的で身近な話題について平易な語彙で書かれた英文を読んで理解できる。平易な語彙と短い英文を用いて意見を交換したり,書いたりできる。」です。したがって,共通の到達目標に近づくために,本授業の到達目標は次のようになります。
 本授業の到達目標:例文の状況を考え,基本動詞の意味と副詞・前置詞のイメージから句動詞(多語動詞)の意味をかなりの部分で導き出せることを身につけます。
 補足説明をすると,英語が苦手な人ほど,いわゆる単語帳のみの勉強をしようとする傾向があります。つまり,試験の前に当該語句を暗記して,その試験が終われば忘れてしまうという繰り返しです。これでは定着しません。語句が実際に使われている例文の状況から,意味を導き出していればずいぶんと違います。この練習をするのに句動詞(多語動詞)は良い教材になります。なぜならば,動詞や副詞・前置詞とも見たことがあり,動詞については辞書に書かれている第1語義や第2語義を知っているからです。

【授業概要(キーワード)】
 基本動詞の句動詞(多語動詞)

【科目の位置付け】
 大学での学修や研究および社会生活において必要とされる英語の,実践的な基礎力を養成する。(英語I(初級))

【授業計画】
・授業の方法
(1)教科書を中心に1対多の演習形式の授業となります。当てられたときに慌てないように予習が必要です。
(2)2回の大きな試験(中間試験と期末試験)があります。
(3)教科書の単元が終わるごとに小テストを行います。
(4)中間・期末試験のときを除いて,毎回ALC小テスト(ディクテーション)を行います。
・日程
 第1回 オリエンテーションを中心に
 第2回 run
 第3回 ALC小テスト,run, take
 第4回 ALC小テスト,run小テスト,take
 第5回 ALC小テスト,take小テスト,put
 第6回 ALC小テスト,put小テスト,push
 第7回 ALC小テスト,push小テスト,pull
 第8回 ALC小テスト,pull小テスト,carry
 第9回 ALC小テスト,carry小テスト,Review Exercises I
 第10回 中間テスト,解説
 第11回 ALC小テスト,make,
 第12回 ALC小テスト,make小テスト,break
 第13回 ALC小テスト,break小テスト,cut
 第14回 ALC小テスト,cut小テスト,Review Exercises II
 第15回 期末テスト,解説

【学習の方法】
・受講のあり方
 授業に遅刻・欠席しないことが一番です。
・授業時間外学習へのアドバイス
(1)予習に関しては,教科書の分からない語句を調べておく等,常識的な内容です。
(2)復習は重要です。それは,できるだけ早く(記憶が冷めやらぬうちに)復習をすることです。これは,単元が終わるごとの小テスト,中間・期末試験に備えてということになります。
(3)ALC小テストの準備は必須です。

【成績の評価】
・基準
 2/3以上の出席者に対し試験で評価します。合格には試験で60%以上の成績が必要です。
・方法
 単元が終わるごとの小テスト20%,ALC小テスト10%,中間試験30%,期末試験20%,TOEIC20%で評価します。

【テキスト・参考書】
テキスト
 著者:倉田 誠 他
 英文タイトル:Pick Up Basic Verbs and Push Up your Test Scores
 和文タイトル:検定試験対策のための英語基本動詞マスター,
 出版社:松柏社

【その他】
・オフィス・アワー
 特定されたオフィスアワーの時間は設けません。可能な限り随時受け付けます。諸君の放課後は,教員は会議等で,すれ違いとなることが多いです。不在の場合には,連絡黒板とメモ用紙がありますので活用願います。学生番号,氏名,連絡先,受講クラス曜日・校時,内容等を記しておいてください。こちらから連絡します。

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