【授業の目的】
「韓国語Ⅰ」の学習成果を基に、語彙力や文法・文型を使いこなす力をつけ、より高度なコミュニケーション能力を獲得する。 韓国語の実践・応用力を高めながら、韓国語特有の音調や表現法(言い回し)を味わう。
【授業の到達目標】
中級程度の会話のやり取りや、まとまった文章を読んだり書いたりできるようになること。
【授業概要(キーワード)】
「韓国語を味わう」
【科目の位置付け】
学問の実践に役立つ知識・能力を身につけさせる目的。韓国語によるコミュニケーション能力を高めると共に、隣国韓国の歴史文化に親しみ、理解を深める契機とする。
【授業計画】
・授業の方法
テキストとプリント教材を用い、動詞・形容詞・形容動詞の活用を修め、実際の会話や短文作りを通して活用語をこなす練習を積む。前期同様、機会をとらえ韓国文化や半島情勢にもふれ、学生の皆さんに隣国と自国との関わりを考察する材料を提供したい。
・日程
1. ガイダンス・体言文Ⅲ 「その人は誰ですか」・「この方は私の先生です」 2. 「どなたがお母さんですか」・「これは兄の時計です, 兄のものです」 3. 家族の呼称 家族や友人を紹介しよう 4. 用言文Ⅰ 「学校はどこにありますか」・「あの公園の後ろにあります」・「教室に誰がいますか」・「教室には誰もいません」 5. 動詞・形容詞・形容動詞の活用(1)・『ある・なし』の活用練習 6. 〈敬語相対法〉基本形(辞書形)と丁寧語 ※丁寧語の格式体・非格式体・否定形,疑問形 7. 略図を見て、位置関係・方向を示そう・用言文Ⅱ 「午後に何をしますか」・「図書館で韓国語の宿題をします」 8. 「いつ韓国に行くのですか」・「あちらの天気はどうでしょうね」・動詞・形容詞・形容動詞の活用(2) 9. 様々な用言を用い活用練習・〈敬語相対法〉基本形(辞書形)と丁寧語 ※丁寧語の格式体・非格式体 10. 否定形,疑問形 母音の縮約と終声音節の脱落 11. 人体名称図を読もう ・用言文Ⅲ 「どこに行かれるのですか?」・「民俗村はそんなに遠くはありません」 12. 「何を買いに行かれるのですか?」・「誕生日の贈り物を買いに行くんです」・動詞・形容詞・形容動詞の活用(3) 過去形・体言に付く過去形 13. 敬語表現・パッチム(終声音節)の脱落・動作の目的 14. 活用表で活用の徹底練習・数詞[固有数詞] 時間・年齢・個数・人数を数えよう 15. 漢字語用途の韓日比較 ・筆記試験
【学習の方法】
・受講のあり方
韓国語を意欲的に、興味深く学ぼうとする基本姿勢の下、一つでも多くの単語と文型を覚え、活用語の規則を随時確認しながら応用練習を重ねよう。間違うことを恐れず、積極的に発音し、書く習慣を身につけること。 前期同様、折にふれ韓国伝統慣習や韓半島情勢を紹介する故、自国と隣国との関わり方や、アジア, 国際社会の中での韓日両国の役割などについても考察していこう。
・授業時間外学習へのアドバイス
既習内容については、テキストに設けられている練習問題に能動的に取り組んでみる。 習い覚えた韓国語を日常生活の中でどんどん使う習慣をつける。付属のCDは大いに活用し、新出単語は単語帳にまとめ、用言はテキスト末尾の活用表を参照の上、段階的に整理すること。
【成績の評価】
・基準
学習意欲,授業姿勢,出席状況,小テストと筆記試験の内容
・方法
提出課題20%,期末テスト70%,平常点10%
【テキスト・参考書】
テキスト 權純縣 著『カナダラ手帳2017』初級・中級(大風印刷)
【その他】
・学生へのメッセージ
日韓間の明日を担う皆さんが、韓国語による意思伝達・疎通を図る為のコミュニケーション能力を身につけることには大きな意義があると思います。言語は文化の象徴の一つでもあります。この授業を隣人をよりよく理解する契機としてください。 ・履修に当たっての留意点 用言の活用・接続は韓国語独特の種々の規則があります。各項目ごと丁寧に整理し、根気よく練習を積み重ねること。「始め半分」とは、始めたことは半ばできたに等しいという韓国の諺です。学習の充実を祈ります。
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