【授業の目的】
ドイツ語の基本的な文法や語彙を学習し、総合的なドイツ語運用能力を身に付けるための足場を固める。言語の背景となる文化地誌的な状況について理解を深める。
【授業の到達目標】
ドイツ語の音に慣れ、基礎的な文法事項を習得する。簡単な日常会話が出来る程度の語彙と文法、平易な内容の文章を読み解く力を身につける。ドイツ語検定4級レヴェル(ヨーロッパ共通参照枠A1に相当)のドイツ語運用力を身につけることを最初の到達目標とします。
【授業概要(キーワード)】
ドイツ語、外国語コミュニケーション、異文化理解
【科目の位置付け】
初修ドイツ語(コミュニケーション・スキル2)の教育を通して、その基本的な知識を習得し、基礎的なドイツ語運用能力を身につけるとともに、ドイツ語圏の文化の一端に触れ、国際的な感覚と、多種多様な異文化との接触に対応できる能力を養うものである。
【授業計画】
・授業の方法
2教員が連携し、ドイツ語ⅠCの復習も交えながら、順次、基礎的な文法と表現について説明と練習を行う。 松崎(火曜日)は、主に文法の説明と練習を行い、小テストもしくは提出課題により、毎回の学習理解度を確認する。 Lukas(金曜日)は、主に文法の復習を交えながら、会話トレーニングや重要単語・表現を練習し、適宜、ドイツ語圏文化地誌の紹介を行う。
・日程
火曜日と金曜日、週二回の授業で1つの科目となる。 第1回目(10月3日(火)/10月6日(金))に、火曜日、金曜日それぞれのガイダンスを行う。 第2回目~第14回目では、火曜日と金曜日の授業を連動させながら、教科書に従って発音と文法、語法、会話表現の説明と練習、および文化地誌の紹介を行う。適宜プリントで補う。 まず、独検4級に相応する教科書第8課までの範囲を取り上げ、さらに高度な文法事項や複雑な構文を扱う。 (具体的には、分離動詞、話法の助動詞、未来形、主文と副文、さらに、動詞の三基本形、過去形、現在完了形、形容詞の格変化、比較、zu不定詞、受動) 第15回目に、授業のまとめと試験を行う。
【学習の方法】
・受講のあり方
火曜日、金曜日いずれにおいても、まずは自分でドイツ語の音を口にし、単語や文を音読し書いてみること。それを繰り返すこと。継続させること。毎回の学習内容をその都度復習し、理解を積み重ねていくこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習は各自の判断で行ってください。(ただし、訳読の予習を指示することがあります。その場合は、必ず準備して授業に臨んで下さい。)復習のために、授業で解説した文法事項について練習問題(教科書のもの、もしくはプリント)を宿題にすることがあります。
【成績の評価】
・基準
目標への到達度と授業への参加意欲を総合的に評価する。二人の教員が、それぞれ50点満点で成績をつけ、合計して評点とする。
・方法
火曜日(松崎):発音・数詞・文法・語彙の小テスト複数回(70%)、平常評価(30%) 金曜日(Lukas):期末試験(70%)、授業参加・宿題・課題など(30%) (やむを得ぬ事情で欠席する場合は、次週までにかならず連絡すること。)
【テキスト・参考書】
教科書は、前期ドイツ語ⅠCで指定したものの継続使用です。 ベアーテ・ヴォンデ(他):ベルリンに夢中(同学社 2014年) ISBN: 978-4-8102-0740-8 他に参考書として独和辞典を活用すること。
【その他】
・学生へのメッセージ
学習のどの段階でも、まずはやってみること。繰り返すこと。何度も発音をし、書いてみて、ドイツ語に慣れてください。毎回の学習を復習し、その理解を積み重ねていって下さい。積極的な受講を望みます。 ドイツ語基礎文法の後半は、学んだ知識を一つずつ確実に積み上げていくことが必要となります。英語と似ている部分、英語と異なるドイツ語ならではの部分、双方をますます意識しながら勉強するとともに、ドイツやドイツ語圏へのアンテナを広げてください。授業には必ず辞書を持参し、普段から積極的に辞書を引いて、必要な単語情報をチェックするように心がけましょう。毎回しっかり授業に参加するとともに、出された課題に積極的に取り組んでください。
|