ドイツ語Ⅳ
 German Ⅳ
 担当教員:Lukas Rieser(Lukas Rieser)
 担当教員の所属:人文社会科学部非常勤講師
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
これまで学んできたドイツ語基礎文法の知識をしっかり定着させるとともに、より実用的な言語運用能力を身につける。情報を読み、発信し、意見をやり取りするためのドイツ語表現と語彙を学ぶ。ドイツならではの社会文化や習慣を知る。

【授業の到達目標】
ドイツ語の初級文法全般にわたる知識を前提に、日常生活に必要な会話や社会生活で出会う平易な文章が理解できる。ドイツ語のホームページから自主的に必要な情報を読み取ることができる。調べ学習に基づく情報や自分の意見をドイツ語で発表し、作文できる。

【授業概要(キーワード)】
学生主体型授業、ドイツ語、外国語コミュニケーション、ドイツ、会話、作文

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解した上で履修すること。
ドイツ語基礎文法(ドイツ語ⅠおよびⅡ)をすでに学び終えた学生を対象とした授業を想定している。

【授業計画】
・授業の方法
いくつかの大きなテーマに基づいて、中級ドイツ語で必要な表現と語彙・知識を学んでいく。特定のテーマを決め、スキットに基づかない会話の練習機会をもうけるとともに、ドイツならではの社会文化や習慣と一緒に、観光地として人気がある主要都市の特色・見所などを扱う。あわせて基礎文法全般の復習と確認を継続的に行う。ドイツ語のホームページや資料から自主的に必要な情報を得られるようにするとともに、ドイツ語でプレゼンテーションする機会を複数回もうけ、その内容をレポートとして提出する。
・日程
第1回にガイダンスを行う。
第2回以降、いくつかの大きなテーマを連動させて授業を進める(具体的には、自己紹介と他己紹介、ドイツの地誌と基本知識、ドイツの街道、ドイツのクリスマス、など)。調べ学習を課題にするだけではなく、ドイツの伝統的なクリスマス・ソングを一緒に歌ってみたり、発表の後には同じくドイツ語で質疑応答し、意見交換する機会などももうける。あわせて初級文法全般の知識をしっかり身につけるため、とくに基礎文法の後半部分を重点的に復習する時間をもうけ、おぼつかない箇所などは適宜、補足説明する(具体的には、動詞の3基本形、過去形、現在完了、受動態、再帰動詞、形容詞の格変化、比較表現、関係代名詞、接続法など)。第14回にまとめを行うほか、グループと個人でプレゼンテーションする機会(ドイツの街道によるテーマ発表、クリスマス・レターの発表、写真の紹介など)を複数回もうける。
なお、学生各人のドイツ語学習状況や習熟度、関心に応じて適宜、内容を変更する。

【学習の方法】
・受講のあり方
正しい発音を身につけるために、何よりもまず自分で実際に声を出して練習し、耳でよく聞くことを大切にする。単語や文章を音読する練習のほか、書く練習もしっかりやること。毎回、ペアワーク・グループワークの機会をもうけるので、積極的に取り組むこと。質問は遠慮せずに、その場ですぐにする。普段から積極的に辞書を引き、必要な単語情報をチェックするように心がける。毎回、宿題と簡単な調べ学習の課題を出すので、必ずやってくること。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業の内容(表現・単語・文法)をよく復習してください。疑問点は放置せず、どこがどう分からないのかをメモして、積極的に質問するようにしましょう。ドイツの都市や文化・社会などに関する情報を自主的に調べ、すすんで情報収集してください。また、調べた情報や自分の意見の要点をまずはごく簡単な日本語の文章に言い換え、そこから自分の知識を総動員してドイツ語で表現してみるプロセスの練習に力を入れましょう。

【成績の評価】
・基準
主体的な参加の度合い、知識の修得の度合い、理解の度合い、汎用的技能修得の度合い、それぞれについて判定する。目標への到達度、授業参加や宿題・課題の提出状況など、プレゼンテーションとレポート、ならびに期末試験を総合的に評価します。
・方法
平常点(授業参加、宿題・課題など)30%、プレゼンテーションとレポート20%、試験点50%による。

【テキスト・参考書】
テキスト:なし
授業時にプリントを配布する。
1年生のときに使った教科書と、辞書を毎回必ず持ってくること。

【その他】
・学生へのメッセージ
後期は、より実践的な形式でドイツ語を運用する授業を行いたいと思います。授業は日本語で進めますが、たとえば調べてきた内容、自分の意見・感想・質問、どれも一度、要点を簡単なドイツ語で表現し、やり取りできるように練習していきましょう。まず、思うことを口に出して言ってみることが第一歩です。クラス皆で少しずつ練習していきますので、間違いなど気にせずに、積極的に声を出してください。授業をきっかけとして、ドイツへの興味・関心をさらに大きく広げるとともに、特定のテーマに関して数回プレゼンテーションする目標のもと、毎回しっかり授業に参加し、出された課題に積極的に取り組みましょう。
・オフィス・アワー
火曜日7/8校時、水曜日5/6校時

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