学生みずからが学習課題を提案し、設定した学習目標を達成する。

個々の学生もしくはグループが、みずから学習課題を提案する。
学習課題を明確なアウトプットのある目標に直し、それを達成するためのプロセスをみずから決定する。
みずから適宜進行状況や達成状況をみずから確認し改善する。
以上のような 課題設定ー計画決定と実行（振り返りと改善）ー目標達成 の流れを学生みずから実現できるようになる。

自律的な学習　学生主体型授業　課題発見解決能力

さまざまな目標を達成するための学び方を、みずから学ぶメタ学習のための科目です。

学生もしくは少数のグループが、課題と活動を決定し達成するための計画を立てます。学習課題の例として語学資格試験のスコア向上やボランティア活動、専門科目の先取学習、自主的なインターンシップなどがあります。担当教員は学生が目標を達成するための様々な助言を行います。
授業の定員は設けませんが、受講者数が100名を超えた場合は受講調整を行う場合がありますのでご了承下さい。

授業の初期は学習目標を達成するための計画を立てます。実際にみなさんが何かを学び行動するのは授業時間以外で、授業時間は計画の振り返りや相談、他の学生へ計画の達成状況や課題について報告と自己評価を行います。

1.-3. ガイダンスと課題と発見と目標の決定を行い、それを達成するための計画を立てる
1.-13. 毎週、教員と１週間の活動内容について相談し自己評価をします。
14.-15. 当初の目標をどれだけ達成できたか、報告と評価を行います。

課題と目標は各学生が決定しますが、具体的な学習目標の例として、TOEICの点数を200点上げるために150時間学習する、地域のボランティア活動を100時間行う、上級生で学ぶ専門科目を単位取得水準まで自習する、地元企業3社に対しインターンシップで学ぶ、などを参考にしてください。みずからの課題と目標、達成のための計画について第1回のガイダンスまでに大まかな構想を作成しておいてください。当日は何を達成したいのか具体的な目標を考えることになります。

ただし資格取得や語学資格試験を除いて、現在受講している他の科目の単位取得に直接関係した課題や目標、部活動やサークル活動等に直接関係する目標は避けて下さい。

この授業では学生の授業時間外の学習や活動そのものを、学生自身と教員で主に授業時間内に検討していきます。学習や活動が適切に進んでいるかどうかを確認し改善するメタ学習が授業時間内の作業です。授業時間外の学習や活動がおおむね計画通りに迷いなく進むよう、継続するための努力を期待しています。
また教員や同じグループの学生とのコミュニケーションを円滑にするためLINEやメールその他SNSを利用することがあります。

学習や活動に対する取り組みを、事前に設定した目標に対する達成度により評価します。授業日は積極的に出席して下さい。

授業当初に教員と学生の合意のもと、学習目標に対する達成度に応じた評価基準を決定した上で成績評価を行います。例えば地域ボランティアを100時間実施するという目標の場合、活動時間の測定手法や質的な評価基準を決めた上で、その最終的な達成度について教員と学生の合議で成績評価を決定します。成績の根拠資料として、学生のみなさんに学修・活動日誌（重要書類なのでなくさないように）を毎日記録し毎週提示してもらい、最終日に成績とともに提出してもらいます。

大学生の活動のうちこれまで評価があまり行われてこなかった、みずから学びや行動を決定し計画を立て継続・改善し目標を達成するという一連の主体的な活動を、いっしょに学んでいく授業です。平成29年度もパイロット授業という位置づけであり学生のみなさんといっしょに授業を作っていくことになります。到らない点も多々あるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
これ以降の「みずから学ぶ」では今回参加されたみなさんの経験を後輩にフィードバックするため協力をお願いすることもあるかもしれません。

授業時間中の相談が基本ですが、特に約束なくオフィスに来ていただいてかまいません。