生物資源の利用とわたしたちのくらし(生物科学)
 Utilization of Bioresource for Our Life (Biological Sciences)
 担当教員:豊増 知伸(TOYOMASU Tomonobu)、三橋 渉(MITSUHASHI Wataru)、俵谷圭太郎(TAWARAYA Keitaro)、程 為国(CHENG weiquo)、渡辺昌規(WATANABE Masanori)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科食品・応用生命科学コース、植物機能開発学コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義(一般)
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
私たちの身の回りの生活における生物資源の利用について概説する。
私たちは身の回りの様々な生物資源を利用して生活していることが多い。それら生物資源がどのように利用され、私たちの生活を支えているか、基礎から応用に至るまでのトピックを紹介する。

【授業の到達目標】
私たちの身の回りの生活における生物資源の利用について基本的な知識・情報は最低限理解することを目指す。

【授業概要(キーワード)】
生物資源、利用、生活

【科目の位置付け】
教養科目 自然と科学 生物科学

【授業計画】
・授業の方法
教員がそれぞれのテーマについて3回ずつ講義を行う。スライドなどを利用して、板書だけではなくメモをとる能力を養うトレーニングも兼ねる。
・日程
(1)ガイダンス(豊増)
(2)「科学的なものの考え方と簡単な分子生物学のすすめ」(豊増)
(3)「高収量イネはどのような分子メカニズムによるのか?」(豊増)
(4)「生物のからだはタンパク質でできている」(三橋)
(5)「タンパク質の機能」(三橋)
(6)「タンパク質と病気の話」(三橋)
(7)「植物栄養と肥料」(俵谷)
(8)「窒素栄養と窒素固定微生物」(俵谷)              
(9)「リン栄養と菌根菌」(俵谷)
(10)「バイオマス利用技術概説」(渡辺)
(11)「バイオマス資源化技術の実際(1)」(渡辺)
(12)「バイオマス資源化技術の実際(2)」(渡辺)
(13)「生物資源としての土壌1:土壌とは」(程)
(14)「生物資源としての土壌2:土壌学の歴史」(程)
(15)「生物資源としての土壌3:土壌は生き物である」(程)

【学習の方法】
・受講のあり方
高校までのように板書だけに頼るようでは社会では通用しません。スライドの図を使いながらの教員の話をきいて、ポイントをメモしながら自分の頭を整理していくようにしてください。細かい部分の記憶は必要ありません。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義予定の内容について、一般的な常識部分くらいはあらかじめ目を通しておいてください。
理解できなかった部分は、担当教員に質問するか、本やインターネットなどにより自分で調べるということを試みてください。与えられたものを記憶するだけではなく、講義をヒントにして自分で考えるということを訓練してください。

【成績の評価】
・基準
教員毎に評価方法は異なります。教員毎にレポート、試験などにより総合的に評価します。講義内容により評価方法が異なりますので、評価方法は教員毎に異ってきます。各担当教員の1時間目に評価方法は説明します。単なる記憶力・知識量だけを評価するのではなく、理解力、論述力、表現力も評価します。
・方法
試験、レポートなどを総合して出された5名の教員の評価(各100点満点)を合計し、平均点(小数点以下は四捨五入)を最終点数とします。

【テキスト・参考書】
それぞれの分野のトピックを紹介するので、特になし。教員が配布する資料を参照。
指定は特になし。教員毎に説明します。生化学、植物栄養・土壌学、生物有機化学、バイオマス資源学、微生物学に関連する本全般。

【その他】
・学生へのメッセージ
本科目は生物、化学という専門性が高い内容を含みますので、その予備知識がなく受講を希望する人は独学でカバーするようにしてください。その独学の努力も評価対象です。
本講義は、生物、化学という自然科学の専門性が高い科目ですし、リモートで行うことから、受講人数は50名程度とさせていただきます。生物、化学について最低限の基礎知識をもち、それらに興味がある人が受講する方が望ましいです。
・オフィス・アワー
不定期な出張、会議などで不在の時以外はいつでもどうぞ。

g83201008-2017-G1-79373