社会理解(キャリアデザイン)
 Social-understanding(Career Design)
 担当教員:松坂 暢浩(MATSUZAKA Nobuhiro)
 担当教員の所属:基盤教育企画部
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
<社会を知る時間 ~社会に興味を持ち、将来について考える~>
皆さんが将来大学を卒業して社会へ円滑に移行するために、早期から仕事、職業、組織について情報収集し理解を深めることが重要になります。そこで本授業では、「社会理解」をキーワードに、社会に目を向け興味を持つことを目的とします。また、社会人として必要な基礎力の1つである「チームで働く力(チームワーク)」について、グループ活動を通して学んでもらいます。

【授業の到達目標】
グループで取組む研究課題の成果を、分かりやすくプレゼンテーションできる。

【授業概要(キーワード)】
キャリア、キャリアデザイン、社会理解、コミュニケーションスキル、進路、社会人基礎力、学生主体型授業

【科目の位置付け】
本授業は、個々人のキャリアについて考えることで、社会を構成し運営する自立した人間として、人生をどう生きるべきか。より良く、より力強く生きようとする力である「人間力」を育成するものです。

【授業計画】
・授業の方法
前半は、社会で働く上で必要な基礎的知識(経済・金融・法律・税金など)について学び、グループでディスカッションを行います。
後半は、ランダムに選ばれたメンバーで、約1か月間研究課題にグループで取組み、その成果を発表してもらいます。
・日程
第1回 オリエンテーション(概要と進め方の説明)
第2~3回 コミュニケーショントレーニング(コミュニケーションとは何かを考える)
第4~6回 社会に出て働く上で必要な基礎的知識(経済・金融・法律・税金など)を学ぶ
(事前学習と外部講師の講演内容を踏まえて、グループでディスカッションを行う)
第7回 中間の振り返り(これまでの復習)
第8〜14回 学生主体型グループワーク(企業研究にグループで取組み、成果を発表する)
第15回 まとめ(全体のまとめ)
※参加学生との話し合いや外部講師の予定により、授業内容、開催回数が変更になる場合があります。

【学習の方法】
・受講のあり方
本授業は、座学中心ではなく、主にグループワークが中心になります。社会に出ると「好きな人」「仲の良い人」とだけ仕事ができる訳ではありません。いかにして異なる価値観や考え方をもった人と協働できるかがカギになります。また社会人として最低限必要なマナーを身につけてもらうことも目標としていますので、参加にあたってのルールを設定します。
・授業時間外学習へのアドバイス
1)個別のメッセージのやり取りや振り返りシート・レポートの提出にウェブクラスを使用しますので、ウェブクラスを使用できるようにしておいてください。
2)基本的には授業後に提出してもらう「振り返りシートを通して、授業の振り返りとあわせて、これからの大学生活の中でどのように活かしていくかを考えてもらいます。それらを授業外で取り組んでください。

【成績の評価】
・基準
振り返りシート、グループ活動の状況、到達目標の達成度を踏まえて総合的に評価します。
・方法
評価の配点は以下とします。
1)毎回授業終了後に提出する「振り返りシート」(40%)
2)グループでの成果報告(30%)
3)グループ活動目標の達成度チェック(30%)
※グループワークが中心になりますので、無断欠席が3回以上になると、成績評価を行わない場合があります。

【テキスト・参考書】
テキストは使用せず、適宜プリントを配布致します。参考書は適宜紹介をしますが、ぜひ社会に興味を持つために新聞や経済・経営に関する書籍、ビジネス情報誌を読むようにしてください。

【その他】
・学生へのメッセージ
1)本授業は、火曜日9.10コマと水曜日1.2コマ、9.10コマに同じ内容で3つ開講します。
都合の良い日程で履修してください。
2)ここで扱うキャリアとは、広い意味で仕事を通した「人生」「生き方」そのものを扱います。
3)昨年の履修者の感想(アンケートの感想から一部抜粋)
「今まで初対面の人と話すのが苦手で、話を聞いているだけのことが多かったのですが、キャリアデザインの講義を受講して、自分から話すことが少しずつ出来るようになりました。」
「あまり他の学部の人と話す機会がなかったので、この講義で他の学部の人とたくさん話していい経験になりました。」
「受ける前は、意見を言うにも自信が持てませんでしたが、グループ活動などを通して前よりも自信を持って意見を言えるようになりました。」
「今回の授業で扱った企業やその商品を見かけると、興味をひかれるようになりました。とても自分の力になる授業をありがとうございました。」
「企業の方からお話しを聞き社会について考えることができたり、グループ活動においてコミュニケーション力をつけることができたり良かったです。」
・オフィス・アワー
随時対応しますので、ウェブクラスから予約の上で松坂研究室(基盤教育1号館)にお越しください。

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