食物生物科学(応用)●
 Food Biology (Applied Studies)
 担当教員:加藤 良一(KATO Ryoichi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
生物学に関連する技術や事柄が、我々の「食生活」にどのように役立ち又は関連しているかについて講義する。また、生物学の中のいくつかの分野は近年急速に新展開しており、それに関連した技術の革新は目覚しい。その技術革新が、我々の「食生活」に及ぼす影響についても解説する。

【授業の到達目標】
生物学の中で我々の「食生活」に関連する領域を、ある程度理解できるようにする。

【授業概要(キーワード)】
穀物、肉類、魚類、野菜、遺伝子組換え、バイオテクノロジー

【科目の位置付け】
健全で良識のある市民として生きるための豊かな教養を身に付ける。特に、「食」に関しての高い専門的知識を具体的な事例に適用し判断・行動する能力も養う。

【授業計画】
・授業の方法
配布された資料や映像を見て、担当教員が詳しく説明する。
・日程
第1回:(オリエンテーション)、トウモロコシ、ジャガイモ 
第2回:イネ
第3回:ニワトリ
第4回:ブタ、ウシ
第5回:プリオン病
第6回:遺伝子組換え動物
第7回:クローン動物 
第8回:魚の雌性発生、人工不稔魚
第9回:水産資源の減少、持続可能な漁業、新水産資源の開発
第10回:クロマグロ/ミナミマグロの養殖
第11回:ウナギ/フグの養殖
第12回:植物工場
第13回:遺伝子組換え植物
第14回:遺伝子組換え植物の安全性 
第15回:まとめと試験
などを予定している(変更の可能性あり)。なお、授業の進み具合で、それが前後にずれることがある。

【学習の方法】
・受講のあり方
担当教員が話す内容を100%理解できるように、集中して聞くこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義内容を十分に理解した上で、自分で参考図書などを探し、それらを読んでさらに詳しく勉強してほしい。

【成績の評価】
・基準
ペーパーテスト70点、授業参加点30点、ただし、6回以上欠席(遅刻も含む)すると、ペーパーテストは受験できない。
・方法
ペーパーテストは、予め6問前後の問題を公表しておき、その中から試験時に担当教員が1問を指定し、それを解答する。試験前までに、1問当りの答案を「B4解答用紙」1ページ程度になるように各自が事前に模範解答を書いてみて、試験時までにその内容を全て覚えてきて、試験に臨むようにする。試験では、筆記用具以外の持ち込みは認めない。よって、この単位を取るのは、実質的にかなり難しいと考えてほしい。

【テキスト・参考書】
資料を配布する。また、推薦できる「参考図書」があれば、授業のときに紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
○8時50分から授業を始めるので、絶対に遅刻をしないこと。遅刻は認めません。たとえ数秒でも遅れた場合は欠席とします。
○6回以上欠席・遅刻するとこの単位が取れなくなるので、欠席や遅刻は絶対に避けること。
○スポーツの試合等で欠席した場合は、たとえ「欠席届」を出しても、欠席として扱います。
○病気で入院した場合は、たとえ医師の診断書を出しても、欠席として扱います。
○周囲の受講生に迷惑がかかるので、授業中の私語は絶対に禁止します。また、授業開始前に、スマートフォンや携帯電話の電源は必ず切っておくこと。
○授業中の飲み食いは禁止します(常識ではあるが、そうした受講生が過去にいたので)。
○安易に単位を取ろうとしてこの授業を受講するのではなく、上記の授業計画(日程)の項目に大変興味のある場合のみ受講すること。

g83301006-2017-G1-79453