心と体の健康つくり(健康・スポーツ科学)
 Promotion of Mental and Physical Health for University Students (Health and Sports Sciences)
 担当教員:冨樫 整(TOGASHI Hitoshi)
 担当教員の所属:保健管理センター
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
・テーマ
 生涯を通じた「心と体の健康つくり」のための有益な知恵とスキルを獲得できる様に、保健管理センターのスタッフ陣(医師・カウンセラー・看護師)および外部から招聘した講師が、系統的に講義を行う。

【授業の到達目標】
・到達目標
 心と体の健康を保持・増進するために、大学生のうちから、何に注意すべきかを理解する。
◆ 多感な青年期における悩みやその対処法の理解を深める。
◆ 学校感染症、性感染症その他重大な感染症について理解する。
◆ たばこ、酒、違法薬物による健康障害を科学的に理解する。
◆ 生活習慣病の成り立ち、食生活を含めた予防法を理解し、末永い健康に役立てる。

【授業概要(キーワード)】
心の病気、体の病気、健康科学、生活習慣、学生生活

【科目の位置付け】
 大学生の末永い健康に向けた講義である。病気の予防について啓発活動を行う。大学における勉強法についても適宜アドバイスする。

【授業計画】
・授業の方法
 医師、カウンセラー、看護師等がそれぞれの専門の立場から順次講義を行う。健康管理に関わる内容を系統的に講義し知的好奇心を刺激する様な内容としたい。
・日程
講義日程が変わる場合もあるが、以下の日程での講義を予定している。
第1週(1回):ガイダンス
第2週(2回目):ストレスの予防と対策
第3週(3回目):コミュニケーションの心理
第4週(4回目):発達障害の理解
第5週(5回目):対人恐怖とひきこもりの心理
第6週(6回目):精神疾患のまとめ
第7週(7回目):女性に優しく:月経の説明と性感染症について
第8週(8回目):大学生のための食育
第9週(9回目):障害のある学生支援に向けて
第10週(10回目):アルコール・違法薬物による健康障害
第11週(11回目):身近な感染症と新興感染症
第12週(12回目):生活習慣病―若い内からの予防
第13週(13回目):心肺蘇生とAEDの適応について学ぼう
第14週(14回目):喫煙による健康障害
第15週(15回目):試験

【学習の方法】
・受講のあり方
 心と体の健康つくりは、将来を担う学生の永遠のテーマである。専門家ならではの生き生きとした授業の実施に心掛ける。授業中は、決して人ごとではなく自分の問題として積極的に耳を傾けてほしい。得られた知識を自分の健康管理のための役立てていただきたい。
・授業時間外学習へのアドバイス
 シラバスに従って、授業を進める。各講師のオリジナルな資料を用い講義を行うので、テキストを指定しない。こころと体の健康に関する社会的トピックスについても注意いただきたい。また授業内容(配布資料等)を振り返り、自らの健康管理に役立てていただきたい。

【成績の評価】
・基準
 100点満点とし、60点以上を合格とする。
 講義への出席が、最も重要であると考える。また、試験問題は、講義で配布した資料の範囲内より講師が作成する。授業で講義した内容を理解し、それを説明できる知識を身につければ、合格基準を満たすと判定する。
・方法
 授業参加度(30%)、筆記試験(持ち込み不可)(70%)にて、成績を評価する。

【テキスト・参考書】
 特に指定しないが必要に応じ推薦する。

【その他】
・学生へのメッセージ
 学生とのコミュニケーションを重視し分かりやすく講義を進めたいと考えている。

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