ネットいじめの問題を考える2(社会学)
 Cyber-bullying Prevention Strategies 2(Sociology)
 担当教員:加納 寛子(KANO Hiroko)
 担当教員の所属:基盤教育企画部
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
ネットいじめの問題を考える

【授業の到達目標】
前期の授業「ネットいじめの問題を考える1」で紹介した、海外の取り組みや、様々な理論を踏まえた解決方法を、我が国で実践するためのプログラムを作成し、評価実験を通して、プログラムを実施できる力を身につけること。

【授業概要(キーワード)】
いじめ、ネットいじめ

【授業計画】
・授業の方法
前半・・・指定した書籍や文献を購読し、内容の理解と、それについてのディスカッションを行う。
後半・・・前半から学んだことや前期の授業で学んだことを踏まえ、我が国で実践するためのプログラムを作成し、評価実験を通して最適なプログラムを提案する。
・日程
第1回 オリエンテーション
(第2回目までの課題:受講希望者は、オリエンテーションで指定した課題を提出する。第1回を欠席した場合も同様。)

第2回~第8回 文献購読とディスカッション
第2回 テキスト第1章を読んで
第3回 テキスト第2章を読んで
第4回 テキスト第3章を読んで
第5回 テキスト第4章を読んで
第6回 テキスト第5章を読んで
第7回 テキスト第6章を読んで
第8回 テキスト第7章を読んで
第9回 テキスト第8章を読んで
第10回 テキスト第9章を読んで
第11回 海外の取り組みや、様々な理論を踏まえた解決方法を、我が国で実践するためのプログラムを作成し、評価実験を計画する。
第12回 実施結果の報告をする
第13回~第15回 評価実験を踏まえたレポート作成と発表
第13回 前半チーム発表
第14回 後半チーム発表
第15回 全体のまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
出席は重視しませんが、課題の締め切りは重視します。文献購読に関しては、授業が始まる前までに文献を読んできて、授業中はディスカッション中心に進める。
・授業時間外学習へのアドバイス
反転学習のスタイルをとっています。復習が不要なわけではありませんが、予習重視です。

【成績の評価】
・基準
ネットいじめに関わる概念を理解し、問題の構造を認識できるようになること(50点)。
様々な理論を踏まえた、解決方法を身につけること(50点)。
・方法
ネットいじめに関わる概念を理解し、問題の構造を認識できるようになること(50点)については、主に前半の文献購読の中で評価する。
様々な理論を踏まえた、解決方法を身につけること(50点)については、主に、後半の中で評価する。単に自分の提案をするだけでは、身につけたことにはならない。他の人の提案をきちんと聞き理解し、相互学習を通して、身につけているか否か判断する。

【テキスト・参考書】
[テキスト]『ネットいじめの構造と対処・予防』、加納 寛子 (編著)内藤朝雄・西川純・藤川大祐〈著〉、金子書房

【その他】
・学生へのメッセージ
ホームページ:http://pbdspace.kj.yamagata-u.ac.jp/

「数年前から、単位は不要なので、課題は提出しないが授業を受けさせて下さい」という学生が時々いるようになりましたが、周囲へ悪影響を与えるため、課題に何も取り組まず、ただ座っているだけの受講は認めません。はじめからまじめに受けるつもりのない学生を排除するためにオリエンテーション課題を設定しています。また[受講はしていないけれど配布プリントがあれば下さい]という人が、2015年度に7~8人来ましたがお渡ししていません。授業を受けていない人から、配布プリント等を見せて欲しい等を頼まれた場合は、学籍番号と名前を控え、担当教員へ連絡すること。
・オフィス・アワー
特に定めませんが、質問のあるときは、メール等でアポイントを取って下さい。

g83110005-2017-G1-79608