化学変化を考える(化学)
 Chemical Reaction (Chemistry)
 担当教員:飯島 隆広(IIJIMA Takahiro)
 担当教員の所属:基盤教育企画部
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義(一般)
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
化学は物質が示す様々な現象・性質・変化を原子や分子のレベルで捉え理解する学問です。この中の特に化学変化について、その基礎を身につけることがこの授業のねらいです。様々な化学反応が知られていますが、具体的な反応を順次個別に取り扱うのではなく(例としては取り上げますが)、一般論として何故その反応が起こるのか、または起こらないのか、などを考えていきます。

【授業の到達目標】
1)反応の駆動力を理解できる。
2)反応の自発性(反応が自発的に進むか否か)を予測できる。
3)平衡の系で起こる反応を予測できる。
4)簡単な計算により反応を定量的に評価できる。

【授業概要(キーワード)】
分子、反応、エネルギー、平衡

【科目の位置付け】
高等学校から大学の専門科目への橋渡し的な位置づけとし、大学での学習及び生涯にわたる学習への基盤となる力を養います。

【授業計画】
・授業の方法
毎回、講義(60分)と演習(30分)を行います。講義はスライドと板書を用いて進めます。演習では、各回の講義に関連する問題を解いて、理解を深めます。演習の時間だけでなく、講義中にも練習問題を解いていきます。問題を解く時は、周りの人と相談しながらでOKです。
・日程
第1回  ガイダンス
第2回  状態変化
第3回  エントロピー
第4回  エンタルピー
第5回  ギブズエネルギー
第6回  反応速度
第7回  活性化エネルギー
第8回  化学平衡
第9回  酸塩基平衡
第10回 緩衝液と加水分解
第11回 中和滴定
第12回 酸化還元反応
第13回 電気分解と電池
第14回 酸化還元平衡
第15回 まとめと期末試験

【学習の方法】
・受講のあり方
予習の段階でよく分からなかったことを理解できるようにして下さい。また、必要に応じメモをとって下さい。
・授業時間外学習へのアドバイス
事前にe-Learningシステム(WebClass)にアップする資料を授業の前に一読しておきましょう。

【成績の評価】
・基準
授業で扱った化学変化に関し、適切な説明・評価をできるかが成績評価の基準となります。
・方法
演習(35点)+ 試験(65点)

【テキスト・参考書】
参考書:
学術図書出版 「化学(第4版) 物質・エネルギ-・環境」
東京化学同人 「ブラディ 一般化学(上)」
東京化学同人 「ブラディ 一般化学(下)」

【その他】
・学生へのメッセージ
丸暗記でなく化学変化の考え方を学びます。覚えることよりも理解することの方が好きな人は是非。内容は一から説明しますが、高校で化学を履修しているとスムーズに理解できるでしょう。
・オフィス・アワー
随時、対応します。

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