山形から産業・中小企業を考える(山形から考える)
 Industry and Small Business (Thinking Outside Yamagata)
 担当教員:吉原 元子(YOSHIWARA Motoko)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科経済・マネジメントコース
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
現在、そして将来を担う山形の産業とはどのようなものでしょうか。誰もが何らかのかたちで地域の企業と関わっていても、地域を支える産業の姿を正確につかむ機会はなかなかありません。地域を活性化させる策を考えるには、まず実態を知ることが大切になります。この講義では、山形を支える産業をデータから捉えるとともに、その中でも「ものづくり」の現場を自分の目で確かめることで、山形の経済がどのように動いているのかについて理解を深めて山形の将来を展望します。

【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、
1)地域を支えている産業を統計データから推論できる(知識・理解)
2)企業の現場を見て、その特徴を記述できる(知識・理解)
3)グループ単位で地域の産業の特徴と課題をまとめて、発表できる(技能)
4)地域の産業や企業を身近に感じ、積極的に関わろうとすることができる(態度・習慣)

【授業概要(キーワード)】
学生主体型授業、山形、地域産業、中小企業、フィールドワーク(工場見学)

【科目の位置付け】
山形の産業とその担い手である中小企業を考えることを通して、学問への問題意識の育成や動機付けを図り、大学での学問的志向性を育成します。

【授業計画】
・授業の方法
事前学習、フィールドワーク(工場見学)、グループでの検討、プレゼンテーションという流れで、地域産業や中小企業への理解を深めます。
・日程
本講義は集中講義形式で行います。詳しくは改めて連絡します。
1. オリエンテーション―地域産業と中小企業の関係を知る
2. 統計データから山形の産業の特徴を把握する
3. フィールドワークの準備ー地域・企業の事前学習
4. フィールドワーク実施ー新庄市(予定)の中小企業を訪問
5. グループ単位による調査結果の集約、分析
6. 成果報告会およびディスカッション

【学習の方法】
・受講のあり方
講義に積極的に関わる姿勢が大切です。具体的には、実際に手を動かしてデータを扱ってみる、事前学習で疑問を発見する、フィールドワークに参加する、企業の方に質問をする、グループワークに貢献する意識をもつ、などです。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義の理解度を測るためにミニレポートを課します。そのため、講義や事前調査、フィールドワークで得られた知見や問題意識をできるかぎり記録し、整理してください。

【成績の評価】
・基準
以下を満たしていることが合格の基準です。
1)地域を支える産業を統計データから導く基礎的方法を理解していること
2)地域や企業の特徴を適切に記述できること
3)グループ単位で地域の産業の特徴と課題をまとめて、わかりやすく発表できること
4)フィールドワークやグループワークに能動的に関わっていること
・方法
上記基準1・2についてはミニレポート×3(各20点)を通して判断し、基準3・4は授業参加点(40点)にして評価します。

【テキスト・参考書】
特定のテキストは指定せず、プリントを配布します。参考書は適宜指示します。

【その他】
・学生へのメッセージ
フィールドワークは貸切バスで移動するため、受講定員は30名程度です。10月第1週に説明会を実施しますので、詳細なスケジュール等は説明会で確認してください。
文系・理系の学生を問わず、地域産業や工場の現場に関心がある方にはぜひ受講していただきたいと思います。
・オフィス・アワー
木曜日 10:30〜12:30 人文社会科学部1号館 吉原研究室
これ以外の時間にも事前に連絡をいただければ対応します。

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