フィールドワーク-山形の酒造りと文化-日本酒編(学際)
 Fieldwork of sake brewing in YAMAGATA (Interdisciplinary Study)
 担当教員:荒木 志伸(ARAKI Shinobu)
 担当教員の所属:基盤教育企画部
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
山形のものづくりの豊かさ、レベルの高さ、厳しさを、地域の日本酒生産の現場で自らの体験をもとに学ぶ。

【授業の到達目標】
江戸時代、山形の庄内地方は「西の灘、東の大山」と称された東北随一の銘醸地であった。現代の酒造りにおいてもその品質はトップレベルで、日本酒を学ぶことは地域、ひいては日本文化への理解と言っても過言ではない。
本授業は、山形のものづくりの豊かさ、レベルの高さ、厳しさを、日本酒醸造の現場(蔵元)で自らの体験をもとに学ぶことが目的である。こうした地域の持つ様々な魅力や可能性について、自らの言葉で語ることがができるようになる。

【授業概要(キーワード)】
日本酒、山形、農業、日本文化、歴史、醸造、理化学

【科目の位置付け】
山形のモノづくりの素晴らしさを、その文化や歴史、現在と共に理解することによって、自らの体験を通じて学び、生活や大学での勉強の基礎とする。

【授業計画】
・授業の方法
事前学習(講義形式・試験)を基に、フィールドワークを3日間実施する。また、その成果についてプレゼンテーションによる成果報告を行う。
・日程
1 ガイダンス
2 オリエンテーション
   班編成、顔合わせ
3 事前学習
   調査の方法やワインの製造過程について、小テスト
4 フィールドワークの実施
   山形県酒田市・酒田酒造で、日本酒製造過程を体験的に学ぶ
    ※時期は12~1月を予定、詳しい日程はガイダンス時にアナウンス
5 成果報告会(プレゼンテーション)

【学習の方法】
・受講のあり方
フィールドワークの日程時に、20歳になっていることを履修条件とする。
実習には漫然と参加するのではなく、食品生産(こだわりのものづくり)の現場に入り、山形大学学生として自覚を持って参加できる人の履修を原則とする。また、ガイダンスからフィールドワーク、成果報告会など、すべてについて必ず参加できることを受講条件とする。
なお、かつて「フィールドワーク山形の酒造りと文化―日本酒編―」を受講した学生は履修出来ない。
・授業時間外学習へのアドバイス
ガイダンスで説明・配布する資料やマニュアルで、きちんと事前に学習してフィールドワークに参加すること。わからない点については、直接教員に質問するなどして早めに解消すること。
現地で調査した内容をもとにプレゼンテーションをするが、各自で記録や写真などをこまめにとり、整理しておくようにすること。

【成績の評価】
・基準
事前学習で酒造りの工程について、基礎知識を獲得できたか否かを小テストで判断し、実習参加の条件とする。また、ルールなどの基本事項や実習地の人たちの指示をきちんと守り、実習に主体的に参加できたかについて、プレゼンテーションで評価する。
・方法
事前学習課題・テスト(20点)フィールドワーク中の課題(50点)プレゼンテーション(30点)
※実習ルールなど基本事項を守ることが出来ないなど、受講姿勢に問題ありと判断された場合、教員の指示で参加の停止させる場合がある。

【テキスト・参考書】
ガイダンス時にプリントを配布し、参考書についても提示する。

【その他】
・学生へのメッセージ
11月頃に、基盤共通教育の掲示に実習のスケジュール等を公表する予定である。受講希望者は必ず確認した上で、エントリーシートを提出すること。
厳しい部分もある実習になるので、意欲のある人の受講をすすめる。なお、希望者が多い場合は抽選になるので注意すること。
学部・学科、事前の知識を問わず、生の現場に触れたいという興味がある人は、ぜひ受講してほしい。
・オフィス・アワー
在室時はいつでも対応いたします。事前にメール等でアポイントを取って頂き、研究室においでください。
 連絡先:shinobu@kdw.kj.yamagata-u.ac.jp

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