多機能材料化学特論
 Chemistry of Multifunctional Optoelectronic Materials
 担当教員:羽場 修(HABA Osamu)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)機能高分子工学分野
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
さまざまな機能性材料が開発・実用化されているが、本講義ではデンドリマーを取り上げて、その合成手法、および機能性付与の手法について述べる。さらに、液晶についての基礎的な事柄を解説し、液晶がどのようにディスプレイへと応用されているかについて述べる。最後に、デンドリマーの液晶ディスプレイへの応用例について述べる。

【授業の到達目標】
デンドリマーに関する理解を通して、高分子材料への機能の付与について理解を深める。
・デンドリマーの合成と機能
・液晶の基礎とディスプレイへの応用
・デンドリマーの液晶ディスプレイへの応用

【授業概要(キーワード)】
デンドリマー・液晶・液晶ディスプレイ

【授業計画】
・授業の方法
口頭,板書により行う。
・日程
第1回:デンドリマーの一般的性質
第2回?第5回:デンドリマーの合成
第6回?第9回:機能性デンドリマー
第10回:液晶の基礎
第11回:偏光の性質
第12回:液晶ディスプレイ
第13回?第14回:液晶性デンドリマーのディスプレイへの応用
第15回:まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
将来,機能材料開発を行うことを想定しながら物性発現の本質を理解するように努めること。
・授業時間外学習へのアドバイス
身の回りにある製品や材料について,作動原理や物理現象に対して常に興味をもつこと。

【成績の評価】
・基準
期末のレポート、および出席状況を元に評価する。
・方法
出席点,レポート点により成績をつける。

【テキスト・参考書】
適宜プリントを配布する。
前半では有機化学に関する知識が必要なので、マクマリー有機化学を参考にされたい。

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