機能性高分子物性工学特論
 Advanced Properties of Functional Polymers
 担当教員:西岡 昭博(NISHIOKA Akihiro)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)機能高分子工学分野
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
実際の機能性材料を例にとり、その物性的な特徴や加工性との相関について講義する。文献を読み進めながら、適宜物性データの解釈やその考え方などを学生参加型で討論、議論する。また適宜、研究倫理についても触れ研究者としてのモラルも養う。さらに高分子物性に関するテーマを設定し、プレゼンテーション能力やディスカッション能力を養うことも目的とする

【授業の到達目標】
講義は基本的に英語文献をテキストとし、機能性材料の物性的性質やレオロジーデータの解釈ができるようになる。適宜、基本的な事項についても解説しながら進めることで、物性研究者として基本的なスキルを養うことを目標とする。学生参加型の講義とする。

【授業概要(キーワード)】
高分子物性、機能性高分子材料

【授業計画】
・授業の方法
前半は、機能性材料の文献を読み進めながら、物性を理解する上での基本的事項の復習や応用を習得する。適宜、学生自身が議論、説明の中心となることで深い理解を促す。後半は受講学生が機能性材料の物性に関する論文を読み、プレゼンテーションおよびディスカッションを行う。これによりプレゼンテーション力や討論力を養うことができる。
・日程
第1回 イントロダクション、機能性材料について
第2回 ひずみ、ひずみ速度、応力
第3回 粘弾性モデル
第4回 線形粘弾性(動的粘弾性)
第5回 非線形粘弾性(応力緩和や伸長粘度)
第6回 研究倫理について
第7回 機能性材料の物性(イオン性樹脂を例に)
第8回 機能性材料の物性(イオン性樹脂を例に)
第9回 機能性材料の物性(イオン性樹脂を例に)
第10回 機能性材料の物性(イオン性樹脂を例に)
第11回 機能性材料の物性(イオン性樹脂を例に)
第12回 プレゼンテーション(機能性材料文献紹介・学生1)
第13回 プレゼンテーション(機能性材料文献紹介・学生2)
第14回 プレゼンテーション(機能性材料文献紹介・学生3)
第15回 まとめと確認

【学習の方法】
・受講のあり方
全員参加型なので、積極的に受講すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
各自の修士論文のテーマと関わりを考えながら受講にのぞむこと。

【成績の評価】
・基準
60点以上を合格とする。
・方法
出席、レポート、プレゼンテーション内容や理解度、質疑応答内容などについて評価する。

【テキスト・参考書】
なし

【その他】
・オフィス・アワー
月:8時30分ー9時00分

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