量子エレクトロニクス特論
 Advanced Quantum Electronics
 担当教員:奥山 澄雄(OKUYAMA Sumio)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)電気電子工学分野
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
半導体素子、光デバイス・センサにおいて不可欠な電子のミクロ的・マクロ的な状態,および結晶構造について,量子力学の観点から解説し,マックスウェル方程式と電磁波,非線型光学,光の量子化について講義する。
身の回りを見渡すと,携帯電話・テレビ・センサをはじめとして電子機器があふれかえっている.これらの機器の動作を理解し,その中で動作するデバイスを作製するためには半導体および光に関する詳細な知識は不可欠である.この講義では半導体および光について比較的基礎的なところから詳細なところまで扱う.

【授業の到達目標】
・バンド理論について理解し,説明できること.
・電磁場について理解し,説明できること
・レーザーについて理解し,説明できること.

【授業概要(キーワード)】
半導体,固体,結晶,バンド理論,レーザー,半導体レーザー

【授業計画】
・授業の方法
90分の講義時間で講義と演習を行う。
・日程
1 固体の構造(結晶構造,格子欠陥,格子振動)
2 固体中の電子(バンド理論,電子の運動)
3 電磁場と光
4 半導体中の電子(運動,光)
5 その他のトピックス
について順次扱う.

【学習の方法】
・受講のあり方
私語・飲食・喫煙等,他の受講生の迷惑となる行為を行った場合は、受講を遠慮していただき、欠席扱いとする.不明な点等は講義時間内に積極的に質問するか、ミニッツペーパーを利用して質問することを望む。
・授業時間外学習へのアドバイス
次回の講義内容について事前にチェックし、わからないところを整理しておく。講義終了時に課題(演習)が出た場合は、翌週その解答を提出すること。

【成績の評価】
・基準
A.毎回の課題または宿題(全部で合計40点)
B.レポートまたは試験(全部で合計60点)
A, B合計100点
・方法
合計得点60点以上の学生に対して本講義の単位を認定する。ただし、全講義の2/3以上に出席した学生のみを評価の対象とする。

【テキスト・参考書】
初回の講義の際に指示する.

【その他】
・オフィス・アワー
工学部8号館 8-111号室。オフィスアワーは初回の講義の際に伝えます.

59000110-2017-15-56212