【授業の目的】
授業概要(テーマ) 光エレクトロニクスの周辺技術に関し、基礎的理論を体系的に学ぶ。基礎光学をベースに、各種光学素子の設計について解説する。光学素子の利用・開発のために必要な基礎知識として光学の基礎と応用を学び、光の挙動を理解する。
【授業の到達目標】
- 材料界面における光の反射率、透過率等を算出できる。 - レンズ等の基本的な光学素子の原理を理解し、簡単な光学実験系の組立てができる。 - 薄膜内における光の干渉現象を説明できる。 - 光ファイバの原理を説明できる。 - 光学素子の特性を考察することができる。
【授業概要(キーワード)】
光学定数、光学干渉、光学素子、光ファイバ
【科目の位置付け】
応用範囲の広い光学の基礎を学ぶことにより、光を扱う研究に不可欠な知識を習得する。
【授業計画】
・授業の方法
講義を板書中心に進め、理解を深めるために簡単な演習を行う。
・日程
(予定) 1.オリエンテーションと基本事項の確認 2.光波 3.光学定数 4-6.屈折・反射・透過 7-8.基本的な光学素子 9-10.光学薄膜 11-12.多重干渉 13-14.光ファイバ 15.まとめ(試験を含む)
【学習の方法】
・受講のあり方
板書の内容を理解することに十分努めること。分からないことがあれば、なるべく早い段階で質問し、疑問点を解消すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
特別な予習は必要としない。ただし、光学現象に関する基礎知識があれば理解の助けになるため、各自の学習を勧める。毎回授業の内容を振り返ること。
【成績の評価】
・基準
演習(出席確認込み)約60点、最終試験約40点の計100点で評価する。
・方法
ほぼ毎回の講義開始前に、前回の講義内容に基づいた10-15分程度の演習(講義内容を確認する程度のごく簡単な問題、ノート閲覧可)を行い出席を確認する。また、講義最終日に試験を行う。
【テキスト・参考書】
特になし。必要に応じて光学に関するテキストを参照すること。
【その他】
・学生へのメッセージ
三角関数や複素数を取り扱う。複素数の極座標表示について知らない人、不安がある人は、ごく簡単で構わないので事前に教科書や過去の授業等を見直しておくこと。
・オフィス・アワー
希望に応じて随時行う。
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