応用音声言語処理
 Applied Spoken Language Processing
 担当教員:小坂 哲夫(KOSAKA Tetsuo)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)情報科学分野
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
音声言語による人間と機械のコミュニケーションのための各種技術について学ぶ.特に,大語彙連続音声認識のしくみについて理解することを目的とする.

【授業の到達目標】
・ねらい
まず音声が持つ基本的性質を知ることにより,音声認識を行う際どのような特徴の抽出が必要か説明する.次に大語彙連続音声認識に必要な技術要素について講義する.さらに音声認識技術の各種応用についても概説する.
・目標
1. 音声の基本的性質を理解すること
2. 大語彙連続音声認識に関する要素技術について理解すること
3. 音声認識技術の応用に関して概略を知ること

【授業概要(キーワード)】
音声情報処理,大語彙連続音声認識,音声分析,音響モデル,言語モデル,音声対話システム

【科目の位置付け】
情報科学のうち知的情報やコミュニケーションの分野について学ぶ.

【授業計画】
・授業の方法
講義を中心に行い,区切りごとにレポートを課す.
・日程
1. 音声研究の歴史と研究動向
2. 音声の基本的な性質
3. 連続音声認識技術(概要,音声分析,音響モデル,言語モデル,探索)
4. 適応手法
5. 音声対話システム
6. 音声認識システムの応用
7. 音声認識システムに関する新しい話題

【学習の方法】
・受講のあり方
授業中の私語など他の受講生の迷惑となる場合は退席してもらう.
・授業時間外学習へのアドバイス
復習について,配布資料の事後確認により,授業中不明だった点の理解につとめること.レポート課題をよく考察すること.

【成績の評価】
・基準
4,5回分のレポートを課し,合計点を100点として評価する.
・方法
レポート点の合計が100点満点に換算して60点以上であること.

【テキスト・参考書】
【テキスト】
授業中に参考資料を配布する.
【参考書】
「IT Text 音声認識システム改訂2版」,河原達也他,情報処理学会

【その他】
・学生へのメッセージ
音声情報処理は幅の広い学際的な研究分野を含んでいる.学部で学習した様々な内容が,実際どのように使われているのか理解してもらいたい.
・オフィス・アワー
火曜9:00-11:00(予定)

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