ビジネス日本語Ⅱ
 Business Japanese Ⅱ
 担当教員:仁科 浩美(NISHINA Hiromi)
 担当教員の所属:国際交流センター
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
日本の産業、教育、家族の意識等、日本社会に関する知識を深めながら、外国人留学生が就職や仕事に従事する際に必要な日本語表現を学ぶ。
自分が社会に出て、どのように活躍することを望むのかを授業での活動を通し、熟考する。日本での就職に関する情報を日本語で理解し、聞き手に意図が十分伝わるよう、4技能(読む・書く・聞く・話す)による自己を説明する表現やその方法を学ぶ。

【授業の到達目標】
日本に関する基礎知識を十分に得る。日本企業への就職・就労に関する知識の獲得、及び、自己を語るための表現方法を日本語で習得する。
これまでの経験からの学びや自らの性格について、場面や目的に即した日本語で適切な表現ができるようになる。
就職活動時の企業選択について、どのような視点から考えるべきか、「自分軸」を作る。

【授業概要(キーワード)】
日本事情、日本における就職・就業、自己分析、自己を語る表現、説明力、運用力

【授業計画】
・授業の方法
演習方式で行う。授業では、日本事情では日本に関する基礎的知識を習得するとともに日本語での発表スタイルも学ぶ。また、就職に関わる事項から、就業に必要な語彙・日本語表現を実践を通して習得する。
・日程
語学扱いの授業であるため、授業は週2回30コマ(授業A,B)からなる。
<前期>
授業A
1 ガイダンス、日本における外国人留学生の就職〔定義文・図表表現〕
2-4 自己分析・他者分析〔自己の特徴に関する語彙学習〕
5-8 自己PRのための日本語表現〔文献調べ、発表と書き言葉〕
9-12 自己を語る 話す・書く〔要約、文章量の調節、話し言葉〕
13-14 職業選択の軸
15 期末試験

授業B
1 日本の地理
2-3 日本の歴史
4-5 産業
6-7 教育
8-9 政治・経済
10-11 労働
12-13 ライフサイクル
14-15 生活意識

【学習の方法】
・受講のあり方
主体的に取り組む活動がほとんどであり、その姿勢は各自の将来に直結するものであるので、積極的に学んでほしい。
・授業時間外学習へのアドバイス
文献や資料を指定された際は、事前に目を通しておくこと。
授業で指摘された箇所は、必ず自分で復習しておくこと。

【成績の評価】
・基準
授業概要(目標)で示した項目についての理解度、習得度を評価する。
・方法
期末試験30点、日常の授業での発表も含む成果物50点、授業での積極的参加(発言・傾聴)20点とし、合計60点以上を合格とする。

【テキスト・参考書】
授業の際に適宜指示または配布する。
(参考書)『日本人と中国人のコミュニケーション』(彭飛著、和泉書院)、『改訂版 話そう考えよう 初級日本事情』(福岡日本語センター「日本事情」プロジェクト、スリーエーネットワーク)

【その他】
・学生へのメッセージ
留学生が日本語で日本人学生と同等の表現力を持つには、普段からの地道な努力が欠かせません。一歩一歩学んでいきましょう。
この科目は、MOT「とうほくMITRAIコース」の学生を対象にした科目であるが、一般留学生も授業担当教員の許可があれば受講可能である。ただし、一般留学生の場合は、単位は取得できない。
・オフィス・アワー
メールにて事前に予約すること

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