【授業の目的】
日本の社会システム、産業・経済開発史、技術的変遷などを理解することを通じて、日本企業の文化や価値観、仕事の方法などを体系的に理解・習得する。 留学生向けに開講している科目であることから、留学生が日本企業に就職することを前提にした講義を行う。特に日本ビジネスを自国のビジネス・スタイルと相対化・客観化して理解できるようにする。また日本独自の雇用システムや企業風土、企業文化などを理解できるようにする。
【授業の到達目標】
1)経営学の基礎を理解すること、2)グローバル経済の実情を把握すること、3)組織内コミュニケーション能力を体得すること、4)日本企業の在り方とこれを規定する日本の社会構造や文化体系、歴史等を理解すること、5)日本企業の特徴を全体的に理解すること。
【授業概要(キーワード)】
社会システム、組織経営、環境適応、企業文化・風土、産業開発史、経済発展史、グローバル経営、コミュニケーション、日本的価値観
【授業計画】
・授業の方法
毎回、レジメを準備して配布する。視覚教材を用いこれに解説を加えることで理解を深める。グループワーク形式の講義を行うことで、コミュニケーション能力を涵養する。
・日程
・近代の日本の産業開発史と経済発展史 ・経営学の基礎理論と日本企業の特徴 ・グローバル化経済の現状と今後 ・日本的経営の利点と問題点および今後の展開 ・BOP市場と市場開拓および海外事業展開の方法
【学習の方法】
・受講のあり方
受身の学習ではなく、自らが主体的に課題を発見し、学習に取り組むこと。またディスカッションを歓迎します。
・授業時間外学習へのアドバイス
日頃から新聞等で日本企業や日本経済の動向などを学習しておくこと。またインターネットを通じて企業研究を行うこと。 授業で配布したレジメや提示したキーワードなどを、相手にしっかりと自分の言葉で説明できるようになること。
【成績の評価】
・基準
授業概要(目標)で示した項目についての理解度ならびに出席率で評価する。
・方法
授業の出席率、定期試験、グループワークの発表などを総合して評価する。出席率が低い場合には不可とする。
【テキスト・参考書】
講義開始前に毎回、配布する。
【その他】
・オフィス・アワー
アポイントをとってから訪問すること。基本的に随時可能。
|