【授業の目的】
精密重合の基礎と応用
高分子合成における一次構造の精密制御法について解説する。特に分子量や分子量分布を制御するリビング重合系の基礎的理論と各重合手法の特徴、また生成ポリマーの解析手法について概説する。さらには分岐高分子やハイブリッド系材料への展開や高次構造体の構築など最近の研究動向について述べる。
【授業の到達目標】
ラジカル、カチオン、アニオンによる連鎖重合系の精密重合の基礎的理論について説明できる。
高分子を精密に合成する手法、解析手法、応用展開について概説できる。
【授業概要（キーワード）】
リビング重合、一次構造の精密制御、特殊構造高分子
【科目の位置付け】
高分子の精密合成を行うために必要な基礎的知識を習得するための科目である。
【授業計画】
・授業の方法
パワーポイントを用いて行う（テキストとしてパワーポイントの資料を配布します）。
・日程
第1週 Living Polymerizations: anionic, cationic, GTP
第2週 Controlled radical polymerization: NMP
第3週 Controlled radical polymerization: ATRP
第4週 Controlled radical polymerization: RAFT
第5週 Branched polymers; Graft
第6週 Branched polymers; Star
第7週 Branched polymers; Random & dendrimer
第8週 Characterization: MAIDI-TOF MS
第9週 Characterization: GPC-visco/MALLS
第10週 Characterization: AFM
第11週 Advanced materials; Block copolymers
第12週 Advanced materials; Hybrids
第13週 Advanced materials; Smart materials
第14週 Advanced materials; Optoelectronic materials
第15週 Summary
【学習の方法】
・受講のあり方
解らないことがあったら直ぐに質問すること。不明な点を後に残さないこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
【成績の評価】
・基準
・方法
レポート及び講義中の質疑応答の内容で評価する。
【テキスト・参考書】
参考書 遠藤剛編、高分子の合成(上)、講談社
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