材料物性学特論
 Materials Physics and Chemistry
 担当教員:古川 英光(FURUKAWA Hidemitsu)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)システム創成工学分野
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
多様な工業材料について,物理学と化学に基づいて,その構造と力学物性(特に強度と破壊)との関係性を物理学と化学に基づいて学ぶ。製造加工プロセスや実環境での応用を考える際に大切となる概念を理解する。自動車・ロボット・医療機器などへ利用するために必要な工学的考え方を修得する。
(About many engineering materials, learn the relationship between the structure and the mechanical properties, particularly strength and fracture, based on physics and chemistry.)

【授業の到達目標】
多様な工業材料について,物理学と化学に基づいて,その構造と力学物性(特に強度と破壊)との関係性を物理学と化学に基づいて学び、製造加工プロセスや実環境での応用を考える際に大切となる概念を理解する。自動車・ロボット・医療機器などへ利用するために必要な工学的考え方を修得することを目標とする。

【授業概要(キーワード)】
材料の強度,力学物性,相構造,相転移,変形,破壊,形状記憶,自己修復
網目構造, ゴム弾性, 膨潤, 塑性, 秩序-無秩序転移

【科目の位置付け】
機械材料としての構造用材料とソフト材料に関する専門知識を養成する科目である。

【授業計画】
・授業の方法
材料についての講義を聞き, その内容についてグループで討議し, 課題を解決する。また講義の内容について「毎回レポート」を提出する。
・日程
第1週~第2週 機械材料の構造と力学物性
第3週~第4週 機械材料の相構造と相転移
第5週~第6週 機械材料の変形と破壊
第7週~第8週 機械材料の形状記憶と自己修復
第9週~第10週 ソフト材料の構造と弾性
第11週~第12週 ソフト材料の膨潤と相転移
第13週~第14週 ソフト材料の大変形と破壊
第15週 ソフト材料の形状記憶と自己修復

【学習の方法】
・受講のあり方
講義の内容についての毎回レポートを出題するので, 講義に出席し, 自分で講義ノートを作成する。
講義の中でグループワークを行うので, 同じグループの人と協力すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
前回の講義の内容を踏まえて次の講義が行われるので, 前回の講義の内容を
良く勉強しておくこと。

自分で作成した講義ノートや講義中に行ったグループディスカッションの内容を参考にしながら, 毎回レポートの課題を学習し, 提出する。

【成績の評価】
・基準
講義中の課題やアンケート50%, レポートを50%程度とする。
・方法
講義中にグループディスカッションを行い, その内容をグループ毎に発表する。また, 毎回レポートを提出する。

【テキスト・参考書】
テキスト:
特になし。講義ノートを各自作成します。

参考書:
1. 前田瑞夫, 栗原 和枝, 高原 淳編, ソフトマター-分子設計・キャラクタリゼーションから機能性材料まで, 丸善2009.
2. 田中文彦著, 高分子の物理学, 裳華房1994.
3. 久保亮五著, ゴム弾性(復刻版), 裳華房1996.

【その他】
・オフィス・アワー
11号棟4階401室で,木曜日16:00~17:00

58000027-2017-19-59027