野菜発育生理学専門演習(1年後期)
 Special Seminar on vegetable physiology (2nd semester of the 1st year)
 担当教員:西澤 隆(NISHIZAWA Takashi)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科安全農産物生産学コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:演習
 開講対象:生物生産学専攻(安全農産物生産学)  科目区分:選択必修 
【授業の目的】
野菜生理学に関連する分野における、国際的に評価の高い英語の研究論文ないし総説をとりあげて演習を行う。
野菜に限定せず対象を植物一般に広げて,以下の内容の研究論文(総説)をとりあげる。1)種子発芽および種子や芽の休眠生理に関する研究,2)植物の形態形成に関する研究,3)植物の成長・発育生理,開花生理に関する研究,4)植物の特定成分及び機能性成分含量に影響を及ぼす内的および外的条件に関する研究,5)またそれらの成分含量を高める遺伝因子の特定あるいは品種改良に関する研究,6)養液栽培に関する研究など。

【授業の到達目標】
蔬菜生理学分野および関連分野の英語論文の内容を正確、簡潔に伝達また討議できる力を涵養するとともに、英語論文を作成する力を養うことを目標にします。

【授業概要(キーワード)】
野菜,発育,生理,生態,機能

【科目の位置付け】
この授業は野菜発育生理学に関する国際的に評価の高い専門雑誌に掲載された原著論文を選択し,その論文の記載内容を紹介することで,地域や国際社会に於ける食料及び環境問題を抽出し,それらの問題点の解決のための創造性と主体性を発揮できる能力を身に付けるものです(生物生産学専攻のカリキュラムポリシー).

【授業計画】
・授業の方法
毎回,学生が英語の原著論文を選択し,その内容が他の学生にも理解されるように発表する.あるいは関連する複数の論文を選択し,総説を作成して発表しても良い.発表後,その内容について指導教員及び他の学生全員と議論する.
・日程
原則として毎週1回行う。学生は1か月に1回程度論文紹介を行う。

【学習の方法】
・受講のあり方
発表者は,取り上げた論文の内容を正確に理解することを目指す.そのためには,関連する研究分野の基礎知識などについて十分な予習をしておくと共に,発表内容を分かり易く説明できるようにすること.
・授業時間外学習へのアドバイス
発表者は,論文の内容をあらゆる角度から検討して,多種多様な質問に対して回答できるように準備する.

内容の理解度を自己点検すること。

【成績の評価】
・基準
論文紹介時の準備が十分であったかどうか,内容を正確に把握していたか,プレゼンテーションの技能は適切であったかを中心に評価する。
・方法
平常点(30点),論文紹介の準備・理解程度(40点),プレゼンテーション技能(30点)の合計とするが,出席が2/3に満たない場合は不合格とする.

【テキスト・参考書】
紹 介する論文がテキストになる.紹介論文は国際的に評価の高い学術雑誌に掲載された、原則としてネイティブが筆頭著者である英語論文とする.
授業中に必要に応じて紹介する.

【その他】
・学生へのメッセージ
大いにディスカッションしましょう!
内容の理解度を重視します.
・オフィス・アワー
火曜日の午後

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