動物生態学特論
 Special Lecture on animal ecology
 担当教員:佐藤 智(SATO Satoru)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科安全農産物生産学コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
動物群集と種間相互作用を理解する。
米国の生態学の著名な雑誌「Ecology」に掲載された、節足動物の行動や個体群動態及び群集構造決定機構に関する最近の研究論文を紹介し、それをもとに、研究内容の妥当性や新奇性について討論する。これらを通じ、最近の動物生態学研究の動態を把握する。

【授業の到達目標】
動物生態学の最先端の話題及び動物の個体数決定に関与している種間相互作用を理解する。

【授業概要(キーワード)】
生物群集、種間相互作用、生物的防除、捕食、競争、ギルド内捕食

【科目の位置付け】
地域社会や国際社会における食料および環境に関わる諸問題を抽出できる能力、およびそれらの問題点の解決のための豊かな想像性と強い主体性を発揮する能力を身に着けるための科目である。

【授業計画】
・授業の方法
ゼミ形式。
・日程
原則として、毎週1回各自が生態学の著名な雑誌「Ecology」に掲載された最近の論文を紹介する。

【学習の方法】
・受講のあり方
担当者を中心に演習をするので、担当者は分かり易いレジュメの作成と発表を心がける。
・授業時間外学習へのアドバイス
分かり易く紹介するためには紹介論文を充分に読みこなしていることが必要である。そのためには、十分時間をかけて準備をすることが重要である。

【成績の評価】
・基準
出席・受講状況から到達目標の達成状況を評価し、達成度合の絶対評価とする。到達目標に関する知識を正しく理解していることを合格の基準とする。
・方法
到達目標の達成状況を出席・受講状況から総合的に100点満点で評価し、60点以上を合格とする。

【テキスト・参考書】
特に指定しない。

【その他】
・学生へのメッセージ
分かり易い日本語のレジュメと発表をすることは簡単ではない。そのためには、出来るだけ早く紹介論文を決めて入念な準備が必要である。
担当者は分かり易い発表を心がけ、それ以外の出席者は出来るだけ質問することを心がける。
・オフィス・アワー
随時メールで受け付けます。

67112081-2017-16-61136