生物資源化学特論
 Bioresources Chemistry
 担当教員:塩野 義人(SHIONO Yoshihito)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科食品・応用生命科学コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
1) 最新の天然生理活性物質に関する文献等をテキストに用いて、新規物質の活性やその構造、化学構造解析方法、生合成経路についてについて学ぶことを目的とする。
2) 新規な天然生理活性物質の有用性や応用可能な領域も含めて学習することを目的とする。

【授業の到達目標】
生理活性物質の探索源である菌類や植物の選択方法とそれに並んで生物活性試験の重要性について理解できるようになる。また、新規有用物質の単離精製方法や化学構造解析の手法も理解できるようになる。

【授業概要(キーワード)】
天然有機化合物、生理活性、菌類、植物、海洋生物、生合成経路

【科目の位置付け】
この科目は、生物資源研究に関する専門知識と課題解決能力を養い、さらに、地域社会や国際社会の様々な問題を解決し、研究開発に従事できるようになるためのものです。

【授業計画】
・授業の方法
先端的な研究例を取り上げ、講義する。
・日程
集中講義(日時は学期中に掲示する)
1.講義の目的と概要について
2.天然有機化合物の分類
3.天然有機化合物の分離・精製
4.紫外線吸収スペクトル
5.赤外線吸収スペクトル
6.核磁気共鳴スペクトル
7.マス・スペクトル
8.ポリケチド
9.フェニルプロパノイド
10.アルカロイド
11.フラボノイドなどの芳香族化合物 
12.植物に含まれる生理活性物質
13.海産物に含まれる生理活性物質
14.海洋微生物の生産する生理活性物質
15.天然有機化合物の生合成経路

【学習の方法】
・受講のあり方
理解できないところがあれば、質問し、さらに自分で勉強してほしい。
・授業時間外学習へのアドバイス
関連する参考書や配布資料をもとに、予習しておく。
受講後、ノートを整理し、不明な箇所がないようにしておく。

【成績の評価】
・基準
授業参加点と講義内容の習熟度
・方法
レポートにより評価

【テキスト・参考書】
資料を配布

【その他】
・学生へのメッセージ
生物有機化学に関する一般事項について、復習しておいて下さい。
分らないところは授業中に解決するように心がけて下さい。
・オフィス・アワー
メールで事前に連絡ください (yshiono@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp)。

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