細胞生化学特論
 Cellular Biochemistry
 担当教員:三橋 渉(MITSUHASHI Wataru)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科食品・応用生命科学コース
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:1年,2年  科目区分:コース選択必修、教員免許該当科目(理) 
【授業の目的】
食品・応用生命科学の対象の一つである高等植物における生理現象の細胞生化学的な解説。高等植物における生理現象の細胞生化学的な解析法や基本的な思考法について、最新のトピックスを紹介し、食品・応用生命科学における知識、科学的思考力、情報処理能力を身につけることを目的としている。

【授業の到達目標】
授業の目標に沿って、最新のトピックスを通して食品・応用生命科学における知識、科学的思考力、情報処理能力を身につけることを到達目標としている。

【授業概要(キーワード)】
高等植物、細胞生化学、生理現象

【科目の位置付け】
専門基礎

【授業計画】
・授業の方法
講義(場合によって集中講義となることがあるので掲示を注意すること)
・日程
1. 植物における種子の起源
2. 植物における花の起源
2. 植物の胚形成
3. 植物の発生に関与する転写因子群
4. 動物の胚葉の形成
5. 動物の発生に関与する転写因子群
6. 植物の再生現象
7. 動物の再生現象
8. 植物の細胞周期調節系
9. 細胞の研究法の紹介(1)生化学的方法
10. 細胞の研究法の紹介(2)分子生物学的方法
11. 細胞の研究法の紹介(3)顕微鏡を用いた方法
12. タンパク質や遺伝子を用いた実験法の紹介
13. 実験結果の読み方とモデルの立て方

【学習の方法】
・受講のあり方
積極的に質問するなど、積極的に思考法の取得を行って欲しい。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義中に理解できなかった点を、主に科学的な考え方を中心に復習し、調べてみる。

【成績の評価】
・基準
授業参加点とレポート等により理解度を総合評価。講義内容を 60 % 以上理解していることが必須。
・方法
授業参加点(80点)とレポート(20点)

【テキスト・参考書】
適宜指定あるいは必要部分を教員側で用意する。
細胞工学別冊「植物細胞工学シリーズ各巻」秀潤社

【その他】
・学生へのメッセージ
個々の事象の裏にあるシステムについて考える訓練に利用して欲しい。
集中講義方式で行うことがあるので大学院掲示板に注意して下さい。
・オフィス・アワー
可能な限り質問を受けるので、随時、日程等を相談して欲しい。

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