植物ゲノム遺伝学特論
 Plant Genetics and Genomics
 担当教員:笹沼 恒男(SASANUMA Tsuneo)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科植物機能開発学コース
 開講学年:1年,2年 ※履修の人数によって隔年で開講する場合があります。  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
細胞遺伝学から最新の分子生物学まで多様な切り口から見た植物のゲノム科学。ゲノム研究は最近目覚ましい進歩を遂げているが、その研究の歴史は古い。本講義では、ゲノムの定義、倍数性、ゲノム解析、多様性解析など、植物におけるゲノム遺伝学の古典研究から最新研究まで幅広い専門的な知識を身に着けることを目指す。

【授業の到達目標】
植物遺伝学や植物ゲノム科学の種々の研究論文を理解することができるようになるとともに、自分の修士論文研究に応用できるようになる。

【授業概要(キーワード)】
ゲノムの定義、倍数性、進化、ゲノム解析、多様性解析

【科目の位置付け】
遺伝学の専門分野にあたる。

【授業計画】
・授業の方法
研究論文の解説を中心にした講義。集中講義形式で行う。
・日程
1:ゲノムとは
2:コムギの倍数性進化
3:その他の植物の倍数性進化
4.ムギ類の遺伝資源を用いた研究とその探索
5:授業総括

集中講義であるので、上記の内容を8コマ程度で講義し、15コマの残りの分は、レポート課題等の自主学習の時間を充てる。

【学習の方法】
・受講のあり方
主体的に望むこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
日頃から関連論文を読むことを心がける。
紹介された論文を自分で読んでみるとよい。

【成績の評価】
・基準
植物ゲノム遺伝学の専門的知識を理解し、身につけたかどうかを評価基準とする。
・方法
主にレポートと出席をもとに評価し、必要に応じて行う試験を行う。

【テキスト・参考書】
なし
講義中に適宜紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
主体的に取り組むこと。
植物遺伝・育種学の専門分野であるが、生物資源学専攻はもとより、他専攻の学生でもわかるように丁寧に解説するので、希望する者は積極的に履修することを勧める。

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