森林動物管理学特別演習(1年後期)
 Technical Seminar in Forest Wildlife Management
 担当教員:江成 広斗(ENARI Hiroto)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科森林科学コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:演習
 開講対象:生物環境学専攻  科目区分:選択必修 
【授業の目的】
野生動物の野外生態調査や森林環境評価のためのフィールド調査技術の習得、更には得られたデータを解析するためのデータサイエンス技術(統計モデル、地理情報システムなど)を総合的に学習する

【授業の到達目標】
野生動物問題の解決に必要とされる調査技術・データ解析手法の習得

【授業概要(キーワード)】
生態調査、環境影響評価、統計モデル、GIS

【科目の位置付け】
野生動物管理、及びデータサイエンスの応用

【授業計画】
・授業の方法
近隣フィールドにおける野外演習、及び情報処理室における室内演習によって実施する
・日程
下記の計画をもとに、前期で実施した内容の復習と応用を行う。

1.概論
2.フィールド調査の基礎知識:フィールド調査を安全に実施するために
3.哺乳類の個体数評価 ①痕跡記録
4.哺乳類の個体数評価 ②カメラトラップ
5.哺乳類の生息地利用評価 ①直接観察
6.哺乳類の生息地利用評価 ②テレメトリ技術の活用
7.哺乳類の生息地利用評価 ③森林環境の定量化
8.哺乳類の生息地利用評価 ④生息地評価モデル入門
9.データサイエンスの基礎 ①有意差検定から統計モデルへ
10.データサイエンスの基礎 ②WEKAを使ったデータマイニング入門
11.地理情報システムの利活用 ①野外データの収集と整理
12.地理情報システムの利活用 ②既存データベースの活用
13.地理情報システムの利活用 ③Spatial analystを用いたデータ解析
14.地理情報システムの利活用 ④3D analystによる情報の視覚化
15.まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
演習で紹介する各種文献に目を通すこと
・授業時間外学習へのアドバイス
当該技術習得には繰り返し自身で取り組むことが必要であるため、欠かさず復習をすること

【成績の評価】
・基準
紹介する各種技術を完全に習得し、主体的に利用できるようになることを合格の基準とする
・方法
演習への取り組み姿勢(30点)+各回の演習で提示する課題(70点)

【テキスト・参考書】
野生動物管理(文永堂出版)
生息地復元のための野生動物学(朝倉書店)
Rによるデータサイエンス(森北出版)
データ解析のための統計モデリング入門(岩波書店)
ArcGIS Desktop 逆引きガイド(ESRIジャパン)

【その他】
・オフィス・アワー
随時(事前にメールなどで問い合わせてください)
enari@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp

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