環境リスク解析学特別演習(1年後期)
 Practice for Environmental Risk Analysis (2nd term)
 担当教員:渡部 徹(WATANABE Toru)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科水土環境科学コース
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
実際に環境リスクを解析してみよう。
To learn about the methodology for environmental risk analysis.

【授業の到達目標】
環境リスク解析研究のプロセスを理解し,それに関連する技術を使用できる。【知識・理解】
To understand the general process of environmental risk analysis and to learn about its methodology.

【授業概要(キーワード)】
研究計画法,データ収集方法,サンプリング技術,化学分析技術,機器分析技術,リスク解析手法
Research planning, data collection, sampling strategy, chemical analysis, instrumental analysis, risk analysis

【科目の位置付け】
生物環境学専攻のディプロマ・ポリシーのうち,「問題解決のための調査や実験の計画から実行,データ解析,考察までを実行できる能力」を習得するための科目です。
This subject is to obtain "the capacity to perform planning of survey and experiment, implementation, data analysis and discussion for solution of problems" included in the diploma policy of Department of Bioenvironment.

【授業計画】
・授業の方法
基本的な事項に関する講義の後,データ収集のためのサンプリング技術や分析技術に関する実習を行います。さらに,リスク解析に関する実習を行い,最後の2回では,プレゼンテーションとディスカッションを行います。
基本的な事項に関する講義の後,データ収集のためのサンプリング技術や分析技術に関する実習を行います。さらに,リスク解析に関する実習を行い,最後の2回では,プレゼンテーションとディスカッションを行います。
After the lectures about basic knowledge, practices for sampling for data collection and analyses of the data are performed. Presentations about results and discussion is scheduled in the last 2 practices.
・日程
1年後期では,以下のうち第9~15回の授業を実施する。
The 9th to 15th practices are held in the 2nd semester.
第1~4回 1st to 4th
【研究計画手法に関する演習 Practice for research planning】
受講者の興味や関心についてヒアリングを行う。データ収集の難易度やリスク解析の実現可能性などの観点でディスカッションを行い,本演習に適当な研究テーマを決定する。研究テーマが決定したら,次回以降の研究計画を立案できるよう指導する。
第5~10回 5th to 10th
【データ収集方法に関する演習 Practice for data collection】
研究計画にしたがって,リスク解析に必要な環境試料の収集や分析ができるように,サンプリング手法や分析機器の使用方法などについて指導する。研究テーマによっては,自らの手で環境試料の収集や分析を行うことをせず,既存の環境データの探索が中心になることもある。
第11~13回 11th to 13th
【リスク解析手法に関する演習 Practice for risk analysis】
研究計画にしたがい,収集されたデータを使って環境リスクを解析できるように指導する。
第14~15回 14th and 15th
【解析結果の利用方法に関する演習 Practice for report and discussion】
環境リスクの解析結果の適切な提示方法について指導する。本演習での成果に関するプレゼンテーションとディスカッションを行う。

【学習の方法】
・受講のあり方
実習には積極的に取り組んで下さい。ディスカッションでは積極的に発言して下さい。
Active participation in practices and discussion is expected.
・授業時間外学習へのアドバイス
予習:必要ありません。
復習:上記の授業計画の通り,複数回に渡る実習があります。前回までに学んだ内容を復習し,確実に身につけた状態で実習に参加して下さい。

【成績の評価】
・基準
環境リスク解析研究のプロセスを理解し,それに関連する技術(この授業で実習を行った技術)を修得していることを合格の基準とします。
・方法
実習に対する取り組み(50点)+プレゼンテーションの出来映えとディスカッションでの発言(50点)

【テキスト・参考書】
参考書:D.M.カーメン,D.M.ハッセンザール共著,中田俊彦訳:リスク解析学入門-環境・健康・技術問題におけるリスク評価と実践,シュプリンガー・フェアラーク東京,2001年

【その他】
・オフィス・アワー
出張が多いので,研究室(1号館5階)に何度か足を運んでもらうか,事前にメール(to-ru@tds1.tr.yamagata-u.jp)で予定を確認してください。

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