【授業の目的】
高度経済成長と戦後の国土政策の展開、および農山村地域における産業ならびに社会関係の変遷について、おもに社会学的な立場から学ぶ。
【授業の到達目標】
高度経済成長とともに国土政策の展開が農山村地域における産業ならびに社会関係の変遷におよぼした影響を理解する。
【授業概要(キーワード)】
国土総合開発計画、公共事業、農山村地域、社会関係、社会変動
【科目の位置付け】
戦後の農山村の歴史的経緯を社会科学的な立場から理解することを目指す科目である。
【授業計画】
・授業の方法
講義およびゼミ形式による討論
・日程
講義 1.社会変動という問い 2.村落構造変動の理論 3.村落構造変動の実証的研究方法 4.高度経済成長と農山村社会:産業構造の変化 5.高度経済成長と農山村社会:人口構造の変化 6.高度経済成長と農山村社会:社会構造の変化 7.高度経済成長と村落構造変動についてのまとめと討論 8.戦後の国土総合開発計画 9.大規模開発の理念と現実 10.大規模開発と産業構造の推移:農業の変化 11.大規模開発と産業構造の推移:林業の変化 12.大規模開発と村落構造変動 13.大規模開発と山村集落の変動 14.国土政策と村落構造変動についてのまとめと討論 15.レポートによる総合討論
【学習の方法】
・受講のあり方
講義時に紹介する文献による予習が必要。
・授業時間外学習へのアドバイス
指定する文献以外に関連の資料を自分で収集しそれをよく整理すること。
【成績の評価】
・基準
国土政策や村落構造変動などの基礎的な概念を理解したうえで、文献を正確に理解し、論評し、討論する能力を養う。
・方法
ゼミのレポート(60%)ならびに討論への参加状況(40%)によって判定する。
【テキスト・参考書】
各講義において指定する。
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