天然高分子化学
 Biopolymer Chemistry
 担当教員:大谷 典正(OHYA Norimasa)
 担当教員の所属:理学部物質生命化学科
 開講学年:2年(平成28年度以前入学者)  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:理工学研究科(理学系)博士前期課程  科目区分:選択科目 
【授業の目的】
機能性高分子
高分子は加工性・安価・大量生産などの特徴から、身の回りの多種多様な製品に利用されてきた。これに新しい機能を付加することでフォトニクス、エレクトロニクス、バイオなどの分野の新素材としての開発が精力的に進んでいる。これらの機能性高分子についての基本的な構造と物性の関係を理解する。

【授業の到達目標】
現在活躍している様々な高分子材料のミクロ構造と物性との関連を理解し、そこから無限の可能性を秘めた夢のある高分子材料の設計方法を習得する。求められる機能を発揮するための材料に必要な分子設計ができるようになる。

【授業概要(キーワード)】
高分子材料、構造解析

【科目の位置付け】
総合的で学際性を有する高度な知識を教授し、広い視野に立った柔軟な発想のもとに基礎的研究能力を有する専門的職業人の養成を目的とする。具体的には高分子化学の基本の上に、もの創りへの応用を視野に入れた発展についての理解をめざす(理工学研究科カリキュラムポリシー)。

【授業計画】
・授業の方法
テーマごとの資料について十分な調査を行い、それを基に講義で議論をしながら理解を深める。
・日程
次の内容について講義をおこなう。
・高分子材料 5回
汎用樹脂
エンジニアリング・プラスチック
・生分解性高分子 5回
・医療用高分子 5回
医療用エラストマー
薬効能高分子
ドラック・デリバリー・システム

【学習の方法】
・受講のあり方

・授業時間外学習へのアドバイス
テーマについての事前の準備を十分すること。
疑問点は放置することなく、参考書や文献で調べること。

【成績の評価】
・基準
構造・物性・合成の3者の関係について、講義を通じて理解を深め、主体的に考察し、論述できることが合格の基準。
・方法
通常点20点と最終試験80点で評価する。

【テキスト・参考書】
適宜、プリントを配布する。
「コンパクト高分子化学」、宮下徳治、三共出版

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