栄養生理学
 Animal Nutrition Physiology
 担当教員:小酒井 貴晴(KOZAKAI Takaharu)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 開講学年:2  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:理工学研究科(理学系)博士前期課程  科目区分:選択科目 
【授業の目的】
食性や消化管形態・機能など生命維持の根幹を支える栄養生理学を学ぶ。

【授業の到達目標】
・ねらい
 栄養素がどのように吸収され、利用されるかを学ぶことで、生命体が生命を維持する巧みな生存戦略とそれを支える生理機能を栄養学的視点から修得する。
・目標
1)各動物種の生存戦略(主に食性)を、消化管生理機能の関連性から学ぶ。
2)下部消化管(小腸および大腸)の上皮組織形成と生理的機能について学ぶ。
3)化学物質としての栄養素認識(受容)と輸送(吸収・分泌)について学ぶ。
4)栄養生理に関わる最新トピックや実験技法の知見修得(ゼミ演習式で)

【授業概要(キーワード)】
食性、上皮組織形成、栄養物質の認識と輸送、腸管発酵、細胞シグナル、遺伝子発現制御

【科目の位置付け】
(専門教育科目)この授業は,動物栄養の問題について生理学の観点から論理的に分析し,解決策を提案する力を身に付けるものである。(理工学研究科(理学系)博士前期課程のカリキュラム・ポリシー)

【授業計画】
・授業の方法
パワーポイントや資料を用いて解説する。ゼミ演習では、各自から発表・紹介してもらいます。
・日程
以下の内容について、15回に分けて講義およびゼミ演習を行う。
1)各動物種の生存戦略(主に食性)と消化システム
2)腸上皮組織の形成と生理機能
3)栄養素の認識(受容体)と輸送(吸収・分泌)
4)最新トピックや実験技法に関するゼミ演習
 必要に応じて外部講師を招聘する場合もあります。

【学習の方法】
・受講のあり方
内容を充分に理解できるように聞くこと。自分にとってどこが面白いか興味を持つ姿勢を大事にしてください。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義内容を、インターネットや図書館で参考文献と比較しながら学習すると、より学習効率が向上すると思います。

【成績の評価】
・基準
動物進化の過程で、食性や消化管形態・機能などの生命維持の根幹を支える細胞生理機能について、その概要が理解できているかを、上記の4つのパートごとにレポートで評価します。
・方法
講義への参加態度(50%)とレポート(50%)を基準にして、総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
特になし。資料は講義時に配布します。

【その他】
・学生へのメッセージ
講義では、自分にとってどこが面白いか興味を持つ姿勢、自分から学ぶ姿勢を積極的にもって望みましょう。よく理解できなかった点に関する質問は随時受け付けます。
・オフィス・アワー
研究室に在室している時間は随時。場所は地域教育文化学部1号館3階304号室

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