【授業の目的】
植物ホルモンの合成、シグナル分子の受容体、及び植物細胞内へのシグナル伝達について、最新の知識を得る。
【授業の到達目標】
植物細胞において、その細胞外からの刺激をどのように認識し、そのシグナルをどのように細胞内に伝達して、物質代謝や遺伝子の発現をどのように制御しているのかが分かるようになる。
【授業概要(キーワード)】
オーキシン、サイトカイニン、ブラシノステロイド、ジャスモン酸、ジベレリン、 アブシジン酸
【科目の位置付け】
この授業は、植物ホルモンの合成、シグナル分子の受容体、及び植物細胞内へのシグナル伝達について、それらの最新知見を学び、共通に求められる基盤的な素養、幅広い知識、多元的な視点・思考法を身に付ける。
【授業計画】
・授業の方法
下記のテキスト及び配布された資料を中心として、その内容を詳しく解説する。
・日程
①オリエンテーション、②オーキシンの生合成、③サイトカイニンの生合成、 ④ブラシドステロイドの生合成、⑤ジャスモン酸の生合成、⑥ジベレリンの受容体、 ⑦アブシジン酸の受容体、⑧微生物分子パターンの受容体、⑨MAPキナーゼカスケード、 ⑩細胞周期、⑪概日時計、⑫光屈性、⑬水ストレス、⑭ジャスモン酸の応答機構、 ⑮植物免疫 以上を予定しているが、変更することもある。
【学習の方法】
・受講のあり方
担当教員が話す内容を100%理解できるように、集中して聞くこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
下記のテキストを授業の前に読んで、ある程度理解してきてほしい。また、テキストや配布された資料で、その日の内にシッカリ復習しておくこと。
【成績の評価】
・基準
授業参加状況、受講態度、学生からの質問内容、学生の論議内容、及び学生からの返答内容の適切さを総合的に評価する。
・方法
授業参加 →60点 受講態度 →20点 学生からの質問内容・学生の論議内容・学生からの返答内容 →20点
【テキスト・参考書】
「植物のシグナル伝達 分子と応答」柿本辰男 他3名編集、共立出版社
【その他】
・学生へのメッセージ
受講を希望する場合は、必ず事前に担当教員の研究室に来てください。その研究室は、基盤教育1号館(地域教育文化学部2号館)の東側の玄関を入って、左手のエレベーターで5階まで上がり、目の前の「リフレッシュルーム」の1つ東側の部屋で、「531 加藤(良)研究室」です。
・オフィス・アワー
担当教員への連絡は、rkato@e.yamagata-u.ac.jp にメールしてください。
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