細胞内分泌学特論
 Cellular Endocrinology
 担当教員:星 宏良 (HOSHI Hiroyoshi)
 担当教員の所属:理学部生物学科
 開講学年:2年(平成28年度以前入学者)  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:講義と演習
 開講対象:理工学研究科(理学系)博士前期課程  科目区分:選択科目 
【授業の目的】
哺乳動物細胞生殖細胞の体外培養と発育、成熟、増殖、分化に関わる生理活性因子の作用機構の解明、哺乳動物細胞(特に卵子、胚など)の体外培養の基本技術について説明し、卵子の発育・成熟、受精、胚発生に重要な生理活性因子の紹介とそれらの作用機序について理解する。さらに、生殖を中心とした、生命科学研究と社会との関わりについて学習する。

【授業の到達目標】
哺乳動物細胞(特に卵子、胚など)の体外培養技術について広く一般知識を習得する。卵子の発育、成熟、胚発生に必要な生理活性因子とそれらの作用機序を理解する。生命科学研究と社会との関わりを理解する。

【授業概要(キーワード)】
動物細胞の体外培養、卵子の発育、成熟、胚発生、生理活性因子、シグナル伝達機構

【科目の位置付け】
大学院理工学研究科博士前期課程(理学系)のカリキュラムポリシー2に準拠する。

【授業計画】
・授業の方法
適宜資料を配布し、集中講義とレポートで講義内容の理解を図る。
・日程
1-2: 哺乳動物細胞生殖細胞の体外培養と発育、成熟、増殖、分化に関わる生理活性因子
3-4: 哺乳動物細胞(特に卵子、胚など)の体外培養の基本技術
5-8: 生命科学研究と社会との関わり(演習)

【学習の方法】
・受講のあり方
資料等を活用し、新しい情報についてはノートを取りながら受講してください。授業では積極的な発言や質問を求めるので、対応してください。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義で十分理解できなかったことは、授業後にメール等の質問をしてください。

【成績の評価】
・基準
講義内容の理解とレポートの内容を評価する。
・方法
質疑応答(50点)、レポート(50点)。

【テキスト・参考書】
講義には特にテキストは使用しません。 
参考書:改訂培養細胞実験ハンドブック(羊土社、黒木登志夫、許 南浩、中村幸夫編)、幹細胞とクローン(羊土社、仲野 徹著)、
動物発生工学(朝倉書店、岩倉洋一郎、佐藤英明、舘 隣、東條英昭 編)

【その他】
・学生へのメッセージ
ES細胞、iPS細胞などの情報も紹介します。
・オフィス・アワー
午前8時30分-午後5時

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