動物生理生化学特論
 Special Lectures on Animal Physiology and Biochemistry
 担当教員:長山 俊樹(NAGAYAMA Toshiki)
中内 祐二(NAKAUCHI Yuni)
 担当教員の所属:理学部生物学科
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:理工学研究科(理学系)博士前期課程  科目区分:分野専門科目(生物学分野) 
【授業の目的】
前半部は動物の行動がどのような神経基盤の上に成立しているかを学び、後半部では動物の運動の基盤となる筋肉の構造とその収縮制御機構の生化学的基礎について学ぶ。

【授業の到達目標】
生理生化学的側面から動物の体の仕組み、動き、行動の発現機構に関する知識を述べることができる。

【授業概要(キーワード)】
神経生理学、筋生化学

【科目の位置付け】
理工学研究科(理学系)カリキュラムポリシー2に準拠。

【授業計画】
・授業の方法
プロジェクターと配布資料を基にした、講義形式で実施する。
・日程
第1回:序論 動物生理生化学を学ぶにあたって 
第2回:神経系の構造と機能
第3回:感覚系における情報処理
第4回:神経伝達
第5回:運動出力の形成
第6回:神経回路の柔軟性
第7回:神経回路の可塑性
第8回:記憶のメカニズム (1~8回担当:長山)
第9回:細胞運動と細胞骨格
第10回:アクチンと調節タンパク質
第11回:ミオシンと細胞運動
第12回:微小管と中間径フィラメント
第13回:筋肉のタイプとその構造
第14回:横紋筋の収縮制御機構
第15回:平滑筋の収縮制御機構(9~15回担当:中内)

【学習の方法】
・受講のあり方
受講に当たり、板書以外の口頭で説明された情報についても簡潔にメモする習慣をつけることを勧めます。記録することで理解が深まるとともに記憶の助けになります。
・授業時間外学習へのアドバイス
理解が追いつかなかった点に関しては、自習して理解を深めてください。

【成績の評価】
・基準
レポートおよびテストを通じて動物の体の仕組み・動き・行動の発現機構に関する質問に対し、生理生化学的に説明できることを合格の基準とする。
・方法
レポート(50%)・テスト(50%)により総合的に判断する。
成績は100点満点で評価し、60点以上を合格とする。

【テキスト・参考書】
テキスト・参考書は指定しない。
資料を随時配布する。

【その他】
・学生へのメッセージ
毎回出席し,質問などで自分で学ぶ姿勢を積極的に示すように心がけてください。理解できなかった点についての質問は随時受け付けます。講義内容のどの点に特に興味を持ったか,自分はその点についてどう考えたかなど,常に問題意識を持って講義に臨んで下さい。
・オフィス・アワー
随時

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