【授業の目的】
資源に関する事柄について、以下の2つの側面から捉えた解説・議論する。 1)いくつかの代表的な資源についてまとめた論文・話題を取り上げ、基礎知識、専門知識を深める。 2)受講生の各専門における研究について、計画、手法、経費などの点について、その科学的・文化的資源という立場から議論する。
【授業の到達目標】
1)について、資源関連の文献を受講生自ら読み、内容を発表することによって、資源の成因についての調査、研究方法の基礎知識を身につける。 2)について、自分の研究についての手法や予算を含めて、社会的な意義を認識するとともに、その内容を発表することにより、科学的な研究手法を受講生で共有する。
【授業概要(キーワード)】
金属資源、物質循環、海底熱水系、地球化学、研究計画、経費
【科目の位置付け】
理工学研究科のディプロマ・ポリシー2、カリキュラム・ポリシー2に対応する科目であり、地球環境学専攻の教育目的「人間と地球環境の間に生じるさまざまな問題に対して、広い視野で柔軟かつ創造的に対処できる人材、国際的に通用する地球環境技術者・研究者を育成することの教育目的としている。」に主体的に関与している。
【授業計画】
・授業の方法
1)については、資源に関する研究論文(邦文を中心に)を読み、まとめて発表する。聴講者は毎回ミニッツペーパーを書き、提出する。 2)については、研究目的、研究計画、準備状況、予算(設備、消耗品)について発表した後に報告書をまとめる。
・日程
1回目:ガイダンス 2回目~5回目:渡された資源に関する論文を読みこなし、文献を引用しながらプレゼン用の試料を作成する。 6回目~9回目:渡された論文についてプレゼンを行う。 10回目~14回目:各自の研究について、研究目的、研究計画、予算措置などについてまとめ、プレゼンを行う。 15回目:まとめおよび講評
【学習の方法】
・受講のあり方
発表者以外の聴講者は毎回1回以上は必ず発言すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
資源についての研究論文をしっかりと読みこなし、わからないことは予め中島まで聞きに来ること。プレゼンでは教官および聴講者からの質問に答えられなければいけない。また、各自の研究については、消耗品の価格なども含めてしっかりと調べておくこと。
【成績の評価】
・基準
1)に関連して、プレゼン内容から資源に対する理解と、ミニッツペーペーから積極的な聴講態度について評価する。2)について、プレゼン内容と報告書内容について評価する。
・方法
1)と2)についての発表点40点、ミニッツペーパー40点、報告書20点の割合で採点する。
【テキスト・参考書】
資源に関する研究論文の別刷り、資料などを渡す。
【その他】
・学生へのメッセージ
授業では積極的に発言をすること。
・オフィス・アワー
研究室にいるときにはいつでも可。
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