固体地球科学特論Ⅰ
 Special Lecture on Solid Earth Sciences I
 担当教員:岩田 尚能(IWATA Naoyoshi)
 担当教員の所属:理学部
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:選択
 開講対象:理工学研究科(理学系)博士前期課程  科目区分:分野専門科目(地球科学分野) 
【授業の目的】
放射年代測定および関連する地球惑星科学の最近の話題について概観する。
地球惑星科学において、研究対象である地質学的事象がいつ起きたものであるのかを知ることは、その事象を理解するために重要である。放射年代測定は、火成活動や変成作用などの事象に時間軸を入れる主要な手段であり、放射年代測定技術の発展に伴い、新たに明らかになった事柄も多い。この講義では、放射年代測定および関連する地球惑星科学の最近の話題を取り扱い、放射年代測定への理解を深めてもらう。

【授業の到達目標】
放射年代測定への理解を深め、自己の研究活動で参照できるようになる。

【授業概要(キーワード)】
同位体、年代測定、地球惑星科学

【科目の位置付け】
理工学研究科博士前期課程(理学系)学位授与の方針(ディプロマー・ポリシー)の「2.理系プロフェッショナルとしての自覚と実践的な研究能力を身につけ,先端的な研究内容を理解し説明できる能力を有する.」および,教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)の「2.研究テーマに必要となる高度な専門知識の修得を目的に,分野専門科目を開講し,課題の発見・解決能力や研究基礎力の向上を図るとともに,先端的な研究内容を理解し,説明する能力の修得を目的に,理学特別研究と理学特別演習を行う.」に対応する.

【授業計画】
・授業の方法
放射年代測定および関連する地球惑星科学分野のテキストを輪読する。
・日程
第1回:ガイダンス,第2回:テキスト選択
第3回:テキストに関する予備知識の解説,第4回~第8回:テキスト輪読(前半)
第9回:テキストに関する予備知識の解説,第10回~第15回:テキスト輪読(後半)

日程の詳細は講義開始時に指示する。可能であれば週2回のペースで開講する。

【学習の方法】
・受講のあり方
テキストを中心に相互講義を行う。
・授業時間外学習へのアドバイス
(予習)テキスト・参考書を読んでおくこと。
(復習)テキスト・参考書を読んでおくこと。

【成績の評価】
・基準
放射年代測定への理解の程度を評価する。
・方法
内容理解度や講義への参加状況を点数化する(100%)。

【テキスト・参考書】
講義開始時に指示する。
(平成28年度はWilliam M. White, "Isotope Geochemistry", Wileyを使用した)

【その他】
・学生へのメッセージ
予習を十分に行った上で、積極的に参加してください。
・オフィス・アワー
随時

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