【授業の目的】
海洋・湖沼・河川等の私たちをとりまく水圏の環境と生物に関する、発展的な知識や探求方法を習得する.
【授業の到達目標】
水域生物を用いた環境解析・地球史解読の研究手法と研究成果や今後の問題点を理解できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
海、湖、川、環境、生態学、毒性プランクトン、地質、古生物
【科目の位置付け】
理工学研究科博士前期課程(理学系)のカリキュラム・ポリシー2に準拠する。高度な専門知識の修得を目的に、体系的な講義、演習を開講する。
【授業計画】
・授業の方法
講義型式の解説や研究紹介を中心として、レポートなどの課題を課す。
・日程
第1回:天然の水域生物環境および水域生物群集 第2回:独特な生育水域の水域生物群集 第3回:鉛直・水平・地理的分布とプランクトン群集 第4回:珪藻(形態・生態) 第5回:珪藻(環境指標・環境復元) 第6回:円石藻(形態・生態) 第7回:円石藻(環境指標・環境復元) 第8回:渦鞭毛藻(形態・生態) 第9回:渦鞭毛藻(環境指標・環境復元) 第10回:その他の珪質微細藻類 第11回:放散虫(分類) 第12回:放散虫(生態) 第13回:放散虫(生層序) 第14回:放散虫(環境指標) 第15回:放散虫(環境復元) 1〜10回ジョルダン担当。11〜15回本山担当。
【学習の方法】
・受講のあり方
画像・講話・板書などをしっかりノートに筆記する。活発に質疑に参加すること。レポートなどの課題をこなすように努力すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
地球環境学科において行われている、海洋学、古生物学、古環境学の授業の復習を行うこと。 授業内容をまとめた上で、関連する書籍などを参考にさらに理解を深めること。
【成績の評価】
・基準
水域生物環境学で解明されたことや今後の問題点を正しく理解できたどうかを合格の基準とする。
・方法
授業で課すレポートと受講状況によって行う(レポート70%、受講状況30%)
【テキスト・参考書】
テキスト(購入不要): Oceanography Course (vols 1~5). Open University, UK. Developments in Paleoenvironmental Research Series (vols 1~10). Kluwer Academic Publishers.
【その他】
・学生へのメッセージ
学部で開講されている地球環境学科の関連科目を取得していることが望まれる
・オフィス・アワー
授業の後
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