先端化学トピックスⅠ
 Advanced Chemistry Topics I
 担当教員:臼杵毅(USUKI Takeshi)、鵜浦啓(UNOURA Kei)、亀田恭男(KAMEDA Yasuo)、栗原正人(KURIHARA Masato)、栗山恭直(KURIYAMA Yasunao)、近藤慎一(KONDO Shin-ichi)、並河英紀(NABIKA Hideki)、天羽優子(AMO Yuko)、大谷典正(OHYA Norimasa)、奥野貴士(OKUNO Takashi)、金井塚勝彦(KANAIZUKA Katsuhiko)、崎山博史(SAKIYAMA Hiroshi)、田村康(TAMURA Yasushi)、松井淳(MATSUI Jun)、村瀬隆史(MURASE Takashi)
 担当教員の所属:理学部物質生命化学科
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:理工学研究科(理学系)博士前期課程  科目区分:分野横断科目 
【授業の目的】
化学で体系化されている無機化学・分析化学・有機化学・物理化学・生物化学の5つの分野で知っておくべき先端研究トピックスを網羅的に選定した講義を通じて、その先端化学に触れることで、これまで化学で習得した基礎知識を相互に関連付け、俯瞰的・発展的な知識へと誘導することを目的とします。

【授業の到達目標】
化学の幅広い分野全般の現状把握を通じた専門的知識を習得し、先端研究とは何か?に触れることで、その課題発掘とこれを解決に導くための基礎的な能力を身につけ、これを適切に推論できることを到達目標とします。

【授業概要(キーワード)】
先端化学、無機化学、分析化学、有機化学、物理化学、生物化学

【科目の位置付け】
この授業は、先端的研究の発展に貢献しようとする意欲と、独自の課題を発見し、これを解決するための高度の専門的知識を体系的に修得するものです(理工学研究科(理学系)ディプロマ・ポリシー)。

【授業計画】
・授業の方法
講義形式で進めます。教員からの一方通行の授業でなく、適宜、学生に向けての質疑応答を求めることがあります。
・日程
第1回 ナノテクノロジー材料に関する先端研究の解説
第2回 T項の磁性に関する先端研究の解説
第3回 機能性無機化合物に関する先端研究の解説
第4回 ポリオキソメタレートに関する先端研究の解説
第5回 非平衡化学に関する先端研究の解説
第6回 高分子材料に関する先端研究の解説
第7回 環境調和型有機合成に関する先端研究の解説
第8回 有機化学に関する先端研究の解説
第9回 分子自己集合に関する先端研究の解説
第10回 アモルファス物質に関する先端研究の解説
第11回 イオンや分子の溶媒和構造に関する先端研究の解説
第12回 溶液物性に関する先端研究の解説
第13回 機能性高分子に関する先端研究の解説
第14回 生体膜および膜タンパク質に関する先端研究の解説
第15回 オルガネラ生化学に関する先端研究の解説

【学習の方法】
・受講のあり方
プロジェクターや板書、適宜配布した印刷物などで説明した内容を整理してノートに筆記しその理解に努めること。
質疑応答にも積極的に参加すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業で説明したトピックスを糸口として、これを先端化学への発展的興味・探索へと進展させ、自身の課題発掘とこれを解決に導くための基礎的な能力を高める努力をしてください。

【成績の評価】
・基準
選定された先端化学トッピクスについて、これまで化学で習得した基礎知識を相互に関連付け、化学の幅広い分野全般の現状把握を通じた専門的知識に基づき、適切に説明できていることを合格の基準とします。
・方法
15回の授業毎に課したレポート点を合計100点にして評価します。

【テキスト・参考書】
テキストは使用しません。適宜、印刷物を配布します。

【その他】
・学生へのメッセージ
先端的研究の発展に貢献しようとする意欲、課題発見・解決能力を身に着けるため、受け身的でなく積極的に授業に参加することを期待します。
・オフィス・アワー
各教員に適宜相談して下さい。

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