理学特別演習(数学系)
 Advanced seminar (Mathematics)
 担当教員:理工学研究科(理学系)博士前期課程担当教員
 担当教員の所属:理工学研究科(理学系)
 開講学年:1年,2年  開講学期:通年  単位数:8単位  開講形態:クラス分け
 開講対象:理工学研究科(理学系)博士前期課程  科目区分:理工学研究科(理学系)共通科目 
【授業の目的】
現代数学に関する基礎的文献および専門的文献を輪講し、教員と学生を交えたメンバーで議論して理解を深めるとともに課題を発見、解決する方法を探求し、専門知識や方法を的確に表現することを学ぶ。

【授業の到達目標】
現代数学に関する基礎的文献および専門的文献を輪講することにより、専門分野に関する高度な知識を活用することができ、さらに論理的な思考や表現をすることができる。必要な情報を収集しコミュニケーションを取ることができる。主体的かつ創造的な学習態度をもつことができる。

【授業概要(キーワード)】
現代数学、論理的思考能力、論理的表現力

【科目の位置付け】
課題の発見・解決能力や研究基礎力の向上を図るとともに、先端的な研究内容を理解し、説明する能力の修得を目的として開講される(理工学研究科博士前期課程(理学系)のカリキュラム・ポリシー)。

【授業計画】
・授業の方法
セミナー形式で行う。
・日程
授業計画
 1年の前期・後期、2年の前期・後期の2年間にわたって下記のように輪講演習を行う。
第1回:ガイダンス(輪講の方法を確認し、用いる文献の候補について議論する)
第2回:文献選択と分担割り当て
第3回:文献内容に関する予備知識の解説と共有
第4回:輪講及び議論1(文献の概要をとらえる)
第5回:輪講及び議論2(定義・概念の解説と理解)
第6回:輪講及び議論3(証明方法の考察)
第7回:輪講及び議論4(応用の考察と疑問点の解決)
第8回:前半のまとめ(第7回までの学習内容の整理)
第9回:輪講及び議論5(定義・概念の解説と理解)
第10回:輪講及び議論6(理論の解説)
第11回:輪講及び議論7(理論を構築する方法の理解)
第12回:輪講及び議論8(理論の展開について議論)
第13回:輪講及び議論9(計算方法や例について考察)
第14回:輪講及び議論10(応用の考察と疑問点の解決)
第15回:学習内容の整理、今後の課題についての議論

【学習の方法】
・受講のあり方
主体的かつ創造的な学習態度をもつようにする。
・授業時間外学習へのアドバイス
発表の準備において対象を深く理解し、明快に説明できるよう努める。
発表された内容について理解を深め、発展・拡張について考察する。

【成績の評価】
・基準
内容の理解度、発表の準備状況(理解の深さ、内容の整理、表現)、議論へ参加状況の観点から総合的に判断する。
・方法
内容の理解度 40パーセント、発表の準備状況 30パーセント、議論へ参加状況 30パーセント

【テキスト・参考書】
現代数学の諸分野の学術論文や専門書から選択する。

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