東アジア近世史特論II
 Lecture on East Asian History Ⅱ
 担当教員:新宮 学(ARAMIYA Manabu)
 担当教員の所属:文化システム専攻
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 東アジア近世都城史の諸問題
13世紀から18世紀にいたる中国を中心とした東アジア近世都城史の諸問題について多面的に検討をくわえる。とくに、近世中国社会の構造とその特質について、その政治的中心地としての首都北京の歴史的形成とその社会史に焦点をあてて考察を行う。

【授業の到達目標】
辞書や索引・工具書を駆使しながら、漢文史料を自力で解釈するできるようになる。

【授業概要(キーワード)】
北京  都城  比較都城史

【科目の位置付け】
思想歴史論・歴史文化領域・特論

【授業計画】
・授業の方法
当該時代に関する基本文献やの基本史料をテキストにして、その解読と検討を行う。事前に、報告担当者は当該史料の訳稿と専門用語等を調べたレジュメを提出する。これらをもとに逐一検討を行う形で進める。
・日程
 第1、2回 ガイダンス
第3~7回 史料解読
 第8回 研究論文解読
 第9~14回 史料解読  
第15回 まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
報告を担当していない時でも、史料に目を通して受講すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
 図書館開架備付の諸橋轍次『大漢和辞典』や『漢語大詞典』上海辞書出版社などの専門的辞書等を引いて予習する。

【成績の評価】
・基準
 漢文史料を辞書や索引・工具書を駆使しながら、自力で解釈する能力の養成をねらいとしており、成績も、授業で養成された史料読解力の到達度で評価する。
・方法
事前に提出されたレジュメと報告内容、史料の解釈等をめぐる議論内容により評価する。

【テキスト・参考書】
・テキスト:プリントを配布する。
・参考書:新宮学編編『近世東アジア比較都城史の諸相』白帝社(2014)、橋本義則編『東アジア都城の比較研究』京都大学学術出版会(2011)

【その他】
・オフィス・アワー
 火曜日 12時30分~13時30分 木曜日 12時~13時 新宮研究室

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