【授業の目的】
東アジア近世社会史研究 本演習では、明代史の基本史料の解読を通じて、当該時代の社会・経済・政治・制度に関する理解を深めると同時に、近世東アジア世界における相互交流について考察する。
【授業の到達目標】
東アジア世界の共通言語としての「漢語」によって書かれた漢文史料の読解力と史料操作能力を身につける。
【授業概要(キーワード)】
実録 奏議 起居注
【科目の位置付け】
思想歴史論・歴史文化領域・特別演習
【授業計画】
・授業の方法
『明実録』や『皇明経世文編』などをテキストにして、史料の解読と考察を行う。事前に、報告担当者は当該史料の訳稿と専門用語等を調べたレジュメを提出する。これらをもとに逐一検討を行う形で進める。
・日程
・第1回 ガイダンス ・第2~7回 史料解読 ・第8回 論文解読 ・第9~14回 史料解読 ・第15回 まとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
報告を担当していない時でも、史料に目を通して受講すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
図書館開架備付の諸橋轍次『大漢和辞典』や『漢語大詞典』上海辞書出版社などの専門的辞書等を引いて予習する。
【成績の評価】
・基準
基準1:授業への主体的参加 基準2:専門的知識をもとに史料を読解する能力 基準3:史実をもとに論理的思考し、再構成した内容を発表表現する能力
・方法
事前に提出されたレジュメと報告内容、史料の解釈等をめぐる議論内容により評価する。
【テキスト・参考書】
・テキスト:プリントを配布する。 ・参考書:新宮学『北京遷都の研究』汲古書院(2004) 、同『明清都市商業史の研究』汲古書院(2016) その他、講義で随時紹介する。
【その他】
・オフィス・アワー
火曜日 12時30分~13時30分 木曜日 12時~13時 新宮研究室
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