中国古代中世文化論特別演習
 Seminar on Chinese Ancient and Medieval Culture
 担当教員:福山 泰男(FUKUYAMA Yasuo)
 担当教員の所属:文化システム専攻
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
漢代の女性作家、班昭・徐淑・蔡えん(王+炎)等の詩文制作とその作品、及び後代におけるその人物形象の受容と変遷を見る。
中国古典における女性書写(エクリチュール)の文化的・歴史的位置づけを探り、学位論文執筆に必要な、中国古典研究についての様々な方法論を身につける。

【授業の到達目標】
文学における「女性」の役割について、作品テクストや様々な歴史伝承から、その経緯をたどる。扱う資料は多岐に及ぶが、史伝・文集・小説等から必要に応じ選読・考察する。それにより、中国古典テクストの幅広い理解と精密な読解・研究方法を習得する。

【授業概要(キーワード)】
女性書写・古典・規範・文化の受容と変容

【科目の位置付け】
国際文化論・アジア文化領域・特別演習。
アジア文化領域における研究推進・論文執筆のための高い能力を得る。

【授業計画】
・授業の方法
はじめに、授業テーマに関するテクストや資料、先行研究について了解する。その後、テクスト・資料を精読し、読解上の問題や研究課題について討議する。最後に論文のテーマを検討し、論文構想と具体的な作成に着手する。
・日程
初回:ガイダンス
第2~第3回:中国漢代女性書写の概観
第4~13回:作品閲読と討議
第14・15回:まとめと報告論文作成指導。

【学習の方法】
・受講のあり方
研究上の課題を発見し、それについて論理性・実証性にもとづき究明する姿勢を貫き授業に参加する。
・授業時間外学習へのアドバイス


【成績の評価】
・基準
①主体的な参加の度合い②知識の獲得の度合い③理解の度合い④論理的思考力・文章表現力等の汎用的技能の修得の度合い。以上の4点を評価基準とする。
・方法
平常点50点。期末レポート50点。

【その他】
・オフィス・アワー
水 12:00~13:30

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