北東アジア文化論特論Ⅱ
 Special Lecture on North East Asian Culture Ⅱ
 担当教員:天野 尚樹(AMANO Naoki)
 担当教員の所属:文化システム専攻
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
人文科学、社会科学を問わず、また、専門地域を問わず、地域や文化、歴史、思想、国際関係を考えるための基礎知識を養い、大学院生にふさわしい読解力、思考力、批判力、文章作成力を身につけることを目的とする。

【授業の到達目標】
この講義を受講した学生は
1)大学院生にふさわしい知的基礎体力を身につけ、論文作成に生かすことができる。
2)読書の方法、思考の展開の仕方、文章作成技術を身につけ、それを自分の研究に応用できる。

【授業概要(キーワード)】
北東アジア、地域、文化、人文科学、社会科学、歴史、国際関係

【科目の位置付け】
文化システム専攻、国際文化論、アジア文化科目

【授業計画】
・授業の方法
人文科学、社会科学の基礎的文献を読み、2000字程度の書評レポートを書き、議論する。
・日程
受講生の関心等にも配慮して、課題文献を選択する。扱う範囲は広い。
参考までに、2016年度北東アジア文化論特論Iで扱った文献を紹介する。
瀬川拓郎『アイヌの歴史』(講談社選書メチエ)。
谷川稔『十字架と三色旗』(岩波現代文庫)。
安丸良夫『出口なお』(岩波現代文庫)。
マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫)。
内田義彦『資本論の世界』(岩波新書)。
西川長夫『国境の越え方』(平凡社ライブラリー)。
遠藤周作『沈黙』(新潮文庫)。

【学習の方法】
・受講のあり方
必死にレポートを作成してくること。
議論においては、自分のことは棚に上げて、批判すべきは容赦なくすること。
容赦なくたたかれてもめげないこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
せせこましい「専門」などに自分を閉じ込めず、知的好奇心をはばたかせ、多様な読書にどん欲に取り組むこと。

【成績の評価】
・基準
毎回のレポートによって判断される知識の習得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、および参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定します。
・方法
レポート70点+議論への参加30点

【テキスト・参考書】
授業時に提示します。

【その他】
・学生へのメッセージ
きっとあなたは変わります。
・オフィス・アワー
火曜日12時10分~12時50分。その他在室時は随時受け付けます。

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